とうとう来ました、ニコンのZマウント初号機「Z 7」……。
ほぼソニーの独壇場だった35mmフルサイズセンサー搭載ミラーレス一眼市場にニコンとキヤノンという一眼レフ界の大御所が参入するという意味でも大きな出来事だし、ひたひたと迫るミラーレス一眼が気になってたニコンユーザーにとっても大きな出来事なのだ。
そのZ 7が手元に来たのでさっそくチェックである。
既報の通り、Z 7のマウントはミラーレス一眼のために開発されたZマウント。
マウント径が55ミリとニコンのFマウントより7ミリ大きく、キヤノンのEF/RFマウントより1ミリ大きい。
マウント径が大きくなった分、爪も3つから4つに増えた。爪が増えた分、装着時に回す角度も短くなって着脱はしやすい。
フランジバックは16ミリ。マウントの奥にすぐセンサーがあるって感じだ。
マウントは大きく、ボディは小さくなったので、マウントがすごく大きく見える。
一眼レフはデジタル化することでフィルム時代よりぐっと分厚くなった。一眼レフ構造に加えて、イメージセンサーやその周辺回路、さらに背面モニターの厚みが追加されるからだ。
ミラーレス一眼はミラーボックスを無くしてフランジバックを短くすることで、カメラの厚みをフィルム時代に戻した、といっても過言じゃないくらい。だからサイズとしてはしっくりくる。
薄くコンパクトになったけど、グリップは深くてしっかりしてるので安定して構えられる。これはいい。一度ミラーレスに慣れちゃうと、一眼レフって重くて分厚いよなーと思っちゃうレベルだ。
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