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ニコンのZマウント初号機「Z 7」の実力は?(4/6 ページ)

» 2018年10月18日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 連写は秒約5.5コマでもちろんAF/AE追従。高速連写(拡張)にすると最大秒約9コマでブラックアウトのない高速連写が可能だが、連写速度はZ 6の方が上だ。

ドライブモード。連写速度は3つ用意されている

 シャッタースピードは最高で1/8000秒。電子先幕シャッターをオンにしていると1/2000秒に落ちる。この辺の切替は自動ではしてくれないので、普段は電子先幕シャッターはオフで使うのが良さそうだ。

 使っていて気になったのは暗所でのAF。検出範囲は-1EVまでだが、ローライトAFをオンにしているとコントラスト検出AFによって-4EVまでいける。

暗所での撮影が多いならこれはオンにしておきたい

 が、夜の公園のような非常に暗い場所ではAFがけっこうもたついた。

 こんな感じ(ISO25600で撮影)

夜の暗い公園で猫を撮る。AFがけっこうもたついた(24-70mm 1/20秒 F4 -0.67 ISO25600)

 ISO感度は最高でISO25600だが拡張感度でISO102400までいける。

ISO800から6400
ISO12800から102400

 ISO12800以上はさすがにざらつきが気になってくる。ISO51200以上は拡張感度だなあという写り。より高感度に強いというZ 6と比べてみたいところだ。

 ではいくつか作例を。

中華料理屋で棒々鶏の冷やし中華。電球色系の照明だったが、ホワイトバランスをオート0(白を優先)にしたため、白がきっちりと合ってきた。オート1(従来のオート)にすると少し赤みが残る(24-70mm 41mm 1/50秒 F4)
これは自然光オートで。なんてことない写真だけど(しかも微妙に傾いてるし)、曇天下の湿気が多さが伝わってくるようで、入りとからシャドウへの階調も滑らかですごくいい(35mm 1/50秒 F1.8 ISO100)
彼岸花が咲いていたのでモニターを下に開いて真上から狙ってみた。電子水準器が真上や真下にも対応してくれるとうれしいのだが(24-70mm 1/50秒 F5.6 -0.67 ISO280)
今回、ほんと天候に恵まれなくてきっちり晴れた日がほとんどなかったのがなんとも残念。ってことで小雨交じりの円山町を歩いてたらマリオカートに似てるけど無関係なアレを発見。モニターを開いて少し低いアングルで(24-70mm 1/160秒 F4 ISO100)
室内の照明の色を残したかったのでホワイトバランスを晴天にして撮影。ISO7200でも十分普通に使えるクオリティだ(24-70mm 70mm 1/80秒 F4 +0.33 ISO7200)

 とまあこんな感じ。

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