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» 2018年12月07日 11時29分 公開

「Google翻訳」、ジェンダーバイアス排除のため性別の選択が可能に

Googleが、「Google翻訳」で、例えば英語の「外科医」が単語に性別のあるフランス語で「男性の外科医」と翻訳される「ジェンダーバイアス」を排除するため、翻訳結果で性別を選べるようにした(日本語はまだ未対応)。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは12月6日(現地時間)、Webアプリ版の「Google翻訳」で、検索結果で性別を選べるようにしたと発表した。まずは英語からフランス語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語への翻訳と、トルコ語から英語への翻訳で実施した。将来的にはサポートする言語を増やし、iOSおよびAndroidアプリ版にも反映させていく。

 例えば「surgeon(外科医)」という英単語を単語に性別があるフランス語に翻訳すると、従来は男性名詞の「chirurgien」しか表示されなかったが、現在は女性の外科医を表す「chirurgienne」も表示される。

 trans 1 英語のsurgeonのフランス語への翻訳結果

 また、三人称に性別のないトルコ語から性別のある英語などに翻訳した場合も、2種類から選べる。

 trans 2 翻訳結果を「彼/彼女は医師です」から選べる

 Google翻訳の翻訳は、既存のWeb上の翻訳サンプルなどで訓練されているため、「医師」は男性、「看護師」は女性というような人間の「ジェンダーバイアス」が反映されてしまっているという。男女別翻訳はそれを回避するための対策だ。

 なお、翻訳結果での男性と女性の表示順は性別を表す単語をアルファベット順になっている。例えば、英語の場合は「feminine」(女性)が「masculine」(男性)より上になる。

 Googleはまた、検索クエリのオートコンプリートなどでのジェンダーバイアスについても対策していくとしている。

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