ITmedia NEWS > STUDIO >
ITmedia AI+ AI活用のいまが分かる

AIでリアルタイム字幕 AbemaTVのニュース番組で試験放送

» 2018年12月10日 15時13分 公開
[ITmedia]

 サイバーエージェントは12月10日、AI(人工知能)技術を活用したリアルタイム字幕システム「AI(あい)ポン」をテレビ朝日と共同開発したと発表した。インターネットテレビ局「AbemaTV」で生放送しているニュース番組「けやきヒルズ」で同日、試験放送を始めた。

AI AI(人工知能)技術を活用したリアルタイム字幕システム「AI(あい)ポン」を開発

 生放送中にスタジオで繰り広げられる出演者たちのトーク内容をリアルタイムで音声認識し、字幕として画面に出力。出演者の音声を認識してから表示までが約1秒と「現状のテレビ局のリアルタイム字幕に対し、大幅に短縮できる」(同社)という。

AI ニュース番組「けやきヒルズ」で試験放送を始めた

 機械学習を用い、音声をテキストに変換する米Googleのサービス「Cloud Speech-To-Text API」をベースに、LASSIC(鳥取県鳥取市)が開発した「LASSIC Speech Recognition」を活用している。

 今後は機械学習アルゴリズムを利用し、日々の放送の中で固有名詞の習得するなどして、音声認識の精度を向上させるとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.