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「フォートナイト」のEpic Games、クロスプラットフォームゲームSDKを無償公開へ

» 2018年12月13日 10時10分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 人気バトルロイヤルゲーム「Fortnite(フォートナイト)」を手掛ける米Epic Gamesは12月12日(現地時間)、フォートナイトでも採用しているクロスプラットフォーム技術を含む「Online Services SDK」をゲーム開発者に無償で提供すると発表した。PC向けは2019年第2四半期に、その他のプラットフォーム向けは2019年中にローリングアウトしていく計画だ。

 fortnite 1 Epic Gamesは「フォートナイト」の開発元

 フォートナイトの人気の理由の1つは、様々なプラットフォーム(PC、Mac、iOS、Adroid、プレイステーション、Xbox、Switch)を使ってバトルロイヤルに参加できるクロスプラットフォーム機能にある。

 fortnite 2 フォートナイトは様々なプラットフォームをサポートする

 Online Services SDKは、PC、Mac、iOS、Adroid、プレイステーション、Xbox、Switchでのクロスプラットフォームログイン、フレンズ、プレゼンス、プロフィール、実績機能などをゲームに組み込める。

 このSDKは同社の「Unreal Engine」と米Unity Technologiesの「Unity」に統合されるが、これら以外のオンラインツールともオープンに統合可能という。

 オンラインインフラはまず米Amazon.comのAWSで構築される予定で、将来的には米GoogleのGoogle Cloud Platformもサポートする見込み。

 Epicは7日には専用ゲームストア「Epic Games Store」をオープンした。このオンラインストアは、多くのアプリストアが開発者の収益分配率が70%であるところ、88%にすることで開発者にアピールしている。

 fortnite 3 「Epic Games Store」

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