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「Google Pixel 6/6 Pro」正式発表 カメラ一新、5000万画素の大型センサー 初の自社チップも(2/3 ページ)

» 2021年10月20日 02時00分 公開
[山川晶之ITmedia]

メインカメラは5000万画素、1/1.31インチの大型センサーに

 背面はカメラが横一列に並ぶ「カメラバー」デザインを採用。フレームはアルミで、Pixel 6はマットな梨地加工、Pixel 6 Proは磨き加工が施され光沢感がある。カラーはPixel 6が黒系のStormy Black、緑系のSorta Seafoam、赤系のKinda Coralの3種類。Pixel 6 ProがStormy Black、白系のCloudy White、オレンジ系のSorta Sunnyの3種類を用意する。

Pixel 6/6 Proのカラーバリエーション

 Pixel 6のカメラは、1200万画素の超広角カメラ(F2.2)と5000万画素の広角カメラ(F1.85)の2眼構成。広角カメラは1/1.31インチとスマートフォン向けとしては大型で、4つのピクセルを1つに統合することで2.4μm相当の開口度を持つ約1250万画素のセンサーとして使用する。Pixel 5のセンサーと比べて約150%取り込める光量が増えたという。光学式/電子式手ブレ補正、レーザー検出AFなどに対応する。

カメラはPixel 6が2眼、Pixel 6 Proが3眼

 Pixel 6 Proは、Pixel 6のカメラに4800万画素の4倍望遠カメラ(F3.5)を加えた3眼構成。望遠カメラはプリズムでレンズを横に寝かせた構造の「ペリスコープレンズ」を採用。センサーは1/2インチ。超解像ズームと併用することで最大20倍までズーム可能だ。6 Proのみインカメラが1100万画素の超広角仕様(6は800万画素の広角仕様)となる。

Pixel 6 Proに搭載されたペリスコープレンズ

 機械学習を使ったカメラ機能は強化されており、さまざまな人種の肌色に合わせて色調を補正する「リアルトーン」、写真に写り込んだ不要な被写体を消すことができる「消しゴムマジック」、横切るクルマや人物などを簡単に流し撮りできる「モーション モード」などが新たに追加された。リアルトーンやモーション モードは、Google Tensorの強力なTPU性能を活用しており、他のPixelスマートフォンでの実装予定はないという。

さまざまな人種の肌色を考慮して色調を補正する「リアルトーン」
きれいな流し撮りが撮影できる「モーション モード」

 動画は、30/60fpsの4K撮影に対応。光学式手ブレ補正に加え、「4Kシネマティック撮影動画手ブレ補正」機能などを搭載。最大240fpsのスローモーション、天体写真のタイムラプスなども撮影できる。インカメラでは、6 Proのみ4Kでの撮影が可能(6は1080pまで)。

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