ITmedia NEWS >

子供のネット利用、不安は「不適切なサイトの閲覧」が6割

» 2004年08月18日 02時37分 公開
[ITmedia]

 TISの「パソコン活用度調査」(別記事参照)で、全回答者519人のうち、中学生以下の子供を持つ回答者119人に対し、子供とのパソコン利用について調査を行った。

 「子供といっしょにパソコンを使うか」では、「子供と一緒に使うことはない」が38.7%でトップだが回数に差はあれ、子供と一緒に使うと答えた人は61.3%に上る。一緒に使う頻度は「週に1〜2度」が最も多く19.3%。

 子供のインターネット利用内容について「すべて把握している」が22.7%、「だいたい把握している」が38.9%で半数以上がほぼ把握していると回答。子供のパソコン利用目的(複数回答)は、「サイト閲覧」が56.2%、「ゲーム」が47.9%、「宿題・勉強」が31.5%の順となっている。

 また、子供のネット利用時のアクセス制限の有無は、「アクセス制限はしていない」が65.1%を占めた。「アクセス制限」をしている家庭では「パソコンにフィルタリングソフトを導入」が20.5%、「プロバイダのアクセス制限サービスを利用」が15.7%。

 子供がインターネットを利用する際の関心事や不安事項(複数回答)は、「子供が不適切な情報を閲覧してしまう」が、半数以上の60.5%。ほかに「出会い系サイトなどで犯罪に巻き込まれる」が47.9%、「視力低下や睡眠不足、筋肉痛など健康上の問題」42.0%が上位に上がった。

 不適切なサイト閲覧や出会い系サイトに不安を感じているものの、アクセス制限などの対策をとっていない家庭が多いようだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.