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番号ポータビリティで望むことトップは「料金値下げ」

» 2005年05月16日 15時40分 公開
[ITmedia]

 インフォプラントが運営するインターネットリサーチサイト「C-NEWS」は5月16日、携帯電話の番号ポータビリティ(MNP:Mobile Number Portability)に関する調査結果を発表した。調査対象は、自分名義の携帯電話を所有している15歳以上のインターネットユーザーで、有効回答数は400人。

 これによると、回答者の携帯電話利用歴は、「7年以上」が5割強で最多。次いで、「5〜7年未満」(2割弱)、「1〜3年未満」(1割)と続いた。

 利用しているキャリアはNTTドコモが4割強、au(KDDI)が3割弱、ボーダフォンが2割強、ツーカーグループが1割弱。

 利用しているキャリアに対する満足度をたずねたところ、6割の人が「満足/やや満足」と答え、「不満/やや不満」とするのは1割半ばにすぎず、残りの2割強は「どちらともいえない」としている。男女別で同結果を見ると、男性の満足派は5割半ば、不満派が2割弱、女性では満足派が7割弱、不満派が1割半ばと、男性の満足度がやや低い傾向にある。

 不満/やや不満と回答した人に、当てはまる理由を複数回答方式で選んでもらったところ、「通話料金が高いから」(7割)と「パケット料金が高いから」(5割強)という意見が多かった。

 MNPの利用意向に関しては、「利用したい/できれば利用したい」が3割強、「利用したくない/あまり利用したくない」が1割で、4割は「どちらともいえない」と回答した。また、2割弱の人は「MNPを知らない」という。

 MNPの利用意向を持つ回答者に、「MNPを使ってどの携帯電話会社を利用してみたいか?」たずねたところ、auが5割強でトップとなり、以下、ボーダフォン(2割強)、NTTドコモ(2割弱)と並ぶ。

 MNPを利用してみたい理由(複数回答方式)は、「利用している電話会社の料金が高いから」(4割弱)、「利用している電話会社に魅力ある機種がないから」(ほぼ3割)、「利用している電話会社に魅力あるサービス・コンテンツが少ない」(2割弱)など。

 回答者全員に、MNP利用に際してキャリアに望むことを複数回答方式でたずねたところ、8割半ばの人が「利用料金の値下げ」を挙げ最多だった。次いで多かったのは、「料金プランの多様化」(5割強)、「端末販売価格の値下げ」(4割半ば)など。

 なお、同調査は、ソフトバンクパブリッシングの雑誌「ケータイBEST」との共同企画で実施された。

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