ロボット開発企業の米Boston Dynamicsは2月7日、同社の人型ロボット「Atlas」が、側転の途中で身体をひねって後ろ向きに着地する「ロンダート」から後方宙返りを決める動画を公開した。動画では、Atlasが屋外で走る姿も披露した。Atlasの商用化に向け、全身制御と移動性能をテストした際の様子という。
両動作はともに、ロボット工学とAIを研究する米Robotics and AI Institute(RAI Institute)が開発し、Boston Dynamicsが実装した全身動作の学習用フレームワークによって実現した。シミュレーションを基に、物理世界の未知の動作に対応するための研究成果とアピールしている。なお動画では、Atlasがバランスを崩してロンダートに失敗したり、走行中に転倒したりする様子も確認できる。
Atlasは、Boston Dynamicsが長年研究開発を進めてきた人型ロボットで、1月に最新モデルとその商用化を発表した。米Google DeepMindと開発で提携するほか、同社の親会社である韓国Hyundai Motor Groupに2026年中に導入することも発表していた。
商用化するAtlasの最新モデルは完全電動で、自律動作と遠隔操作どちらにも対応する。56の自由度を持ち、最大50kgの荷物を持ち上げられるほか、バッテリーの自動交換機能なども備える。また、部品に自動車製造のサプライチェーンとの互換性を持たせ、量産性を高めた。
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