DeNA南場会長は、生成AIツールをこう使う「Perplexity」「NotebookLM」「o1」など活用:トップ人材は、生成AIをこう使う
自身も生成AIツールを活用し、仕事を効率化しているというDeNAの南場智子代表取締役会長。具体的な使い方は。
2月5日のAIイベント「DeNA×AI Day」で、AIを活用した効率化により現業の人員を半分に減らし、残る半分を新規事業に充てる目標を発表したDeNAの南場智子代表取締役会長。講演やその後の取材では、自身も生成AIツールを活用し、仕事を効率化しているとして、具体的な使い方を明かす一幕もあった。南場会長が使うサービスとは。
「Perplexity」「NotebookLM」など活用
経営者ということもあり「現場で何か作り上げるというより、ミーティングがやたら多く、毎週毎週初めての方に会う」と南場会長。初めて話す相手の近況は、AI検索サービス「Perplexity AI」でピックアップ。挙がったWeb記事や動画、Xにおける発信のURLを米GoogleのAIメモツール「NotebookLM」にアップロードして要約してもらい、相手の最近の活動や考え方を高速にインプットする助けにしているという。
「行きのタクシーの中、チャットで『この方はトランプ政権についてどう考えているか』『スタートアップエコシステムについてどう考えているか』などに答えてもらえる」(南場会長)
相手から許可が得られたミーティングにおいては、AI議事録ツール「Circleback」を活用。CirclebackはWeb会議ツールなどと連携し、ミーティングの内容を自動で記録・整理したり、後から検索可能にしたりできるツール。南場会長は会議を終えた後、すぐにToDoリストを出力させるなどして「使い倒している」という。
投資の判断でもAIを活用。GoogleのAIリサーチサービス「Deep Research」で下調べをしてから、ミーティングなどに臨むという。米OpenAIが3日に発表した調査エージェント「deep research」についても試したというが「(Googleのものと)ほとんど同じ印象」と評した。
その他、チャットAIはChatGPTの「o1」を活用。Webサイト構築ツール「Create XYZ」にも触れている他、AIエージェント「Cursor」「Devin」にも「コードを書くわけではないが、ちょっと勉強したら自分でシステムを作れるかもしれない」として、関心を寄せているという。
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