緑川光の声を再現したAIキャラとおしゃべり、性格も設定可 青二プロと「Cotomo」開発元がタッグ
音声AIスタートアップのStarley(東京都港区)は3月18日、個人向けAIコミュニケーションアプリ「Cotomo」(iOS/Android)に、プロ声優のAI音声を使ったキャラクターを作成し、会話できる機能を追加した。声優事務所の青二プロダクションとライセンス契約の上、声優の緑川光さんや、若手声優10人の声を再現したAI音声を利用可能に。まずは緑川さん含め7人の音声を使ったボイスを提供し、他は順次開放する。
Cotomoは、プロンプトで指定した性格のAIキャラクターと会話できるサービス。これまでもキャラの声は複数種類から選べたが、新たに声優の声を使ったAI音声を追加する。新しく使える声の提供元は以下の通り。1人につき2種のボイスを追加する。
このうち緑川さんのAI音声は有料。1種類を5時間使えるものを1000円で、1種類を60時間使えるものを1万2000円、2種類のボイスを各60時間使えるプランを2万4000円で販売する。
各音声については、悪用を防ぐため、わいせつな表現や自殺の教唆など、AIキャラが不適切な発言などをしないよう対策も講じるという。緑川さんを模した音声は、自分で作ったキャラクターを他のユーザーにシェアできる機能にも対応しない。
声優とAIを巡っては、生成AIの急速な普及により、声優の声が無断でAI音声化され、非公式な形で使用・拡散されている事例が増加している。Starleyは青二プロダクションとのライセンス契約について、同様のAIサービス事業者と声優事務所による契約のモデルケースにしたいとしており、今後他の事務所と議論しながら業界的な基準を策定したい方針を示している。
「音声合成技術の進化に伴い、国内外で著作権者の許可を得ずに声を合成、利用するサービスが増加している。一方で、クリエイターやファンが正規のライセンスのもとで安心して楽しめる環境が求められている。本機能は、声優、タレントの活動領域を拡張しながら、ユーザーが自身の好きなキャラクターのおしゃべりAIを創造できる機会を提供することを目的としている」(Starley)
青二プロダクションは音声AIスタートアップのCoeFontとも提携し、声優の野沢雅子さんや銀河万丈さんのAI音声をAIアシスタントや医療機器のナビゲーション音声用に提供すると発表している。提携先やサービス内容が同様だが、Starleyは個人向けの提供とすることですみ分けるという。
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