米MicrosoftによるWindows 7 β1のダウンロード提供は予定より遅れてスタートし、そのダウンロード速度の遅さに閉口したユーザーも少なくなかったようだ。だが、そうした忍耐も報われた。もし皆さんの中にもβ1をダウンロードしたラッキーな方がいるようなら、ぜひその体験についてご意見をお聞かせ願いたい。
Windows 7のβ1が公開された。そして、ダウンロードの制限は予定より緩和されることになった。Microsoftは当初、β1のダウンロード件数を250万件までとしていたが、結局その制限を撤廃し、代わりに「1月24日までは入手したい向き全員に提供する」という方針に変更している。皆さん、あと2週間だ。Windows XPやVistaと和解し、早速Windows 7を試してみてはいかがだろう。Windows 7は果たしてラッキーセブンとなるのだろうか?
それは、わたしだけでなくMicrosoft Watchの読者の皆さんが知りたい点だろう。Vistaは多くのユーザーにとって、ほとんど良いところのない、悪い点や面倒な点ばかりが目立つOSだった。Windows 7はWindowsの運勢を変えられるだろうか? Vistaに対するマイナスのイメージを逆転できるだろうか? 皆さんの意見もぜひお聞きしたい。
わたしは今のところ、いろいろな感想を抱いたものの、総じて悪い印象はない。わたしの場合、ダウンロードもほかの人たちより簡単に行えた。金曜の晩、一般ユーザー向けのサーバがオフライン状態だったときに、Microsoft Developer Network(MSDN)経由でダウンロードを行ったのだ。ダウンロードには2時間ほどかかり、アップグレードにも2時間ほどかかったが、どちらのプロセスもスムーズだった。Windows 7のインストールは驚くほどすんなり完了した。
わたしは水曜の夜か木曜のいずれかのタイミングでアップグレードすることもできたのだが、実はメインのテストマシンが厄介なウイルスにやられてしまったのだ。ありがとうよ、Google! このウイルスはGmailを介して感染したものだ。Gmailサービスではなぜか、削除したメッセージも含め、すべてのメッセージが保存されるようになっている。GoogleのIMAPサーバが、削除したメッセージをクラウドからクライアントへと念入りに送信してくるものだから、それと一緒に幾つかウイルスまで運ばれてきて、わたしのマシンはそのうちの1つに感染してしまったのだ。
そこでわたしはテストを金曜まで遅らせ、以前、個人的な用途向けに購入しておいた新しいノートPCでテストを行うことにした。わたしは貸与品も含め、ほかにも数台ノートPCを所有しており、それらのノートPCにもWindows 7をインストールするつもりだが、今回、わたしはWindows 7を徹底的に調査することにしたのだ。数カ月前、わたしはMicrosoftのライフスタイルを探ろうと、再びWindows Vistaに切り替えたことがあるのだが、その答えは見つからなかった。そこでそれ以降、わたしは13インチのアルミ筐体のMacBookのテストにフォーカスしていた(近くApple Watchにそのレビュー記事を掲載する予定だ)。
それから数カ月が経ち、ようやくMicrosoftにもライフスタイルに関して何かしら語るべきストーリーができたようだ。とりわけ、Windows 7とWindows Liveを中心に。わたしがこのWindowsノートPCを購入したのは随分前のことだが、Windows 7のテスト用にちょうどいい買い物だったようだ。わたしがメインのテストマシン兼プロダクションマシンとして購入したのは、ソニーの「VAIO VGN-Z590」だ。2.4GHzのIntel Core 2 Duoプロセッサを搭載し、13.1インチのLEDバックライトディスプレイ(解像度は1600×900ピクセル)を装備し、256MバイトのNVIDIA GeForce 9300M GSグラフィックスメモリ、3GバイトのDDR3メモリ、320GバイトBのHDD、書き込み対応DVDドライブ、指紋認証センサー、Wi-Fi、およびSprintの3Gモデムを搭載し、重量は約1.5キロ。
Z590にはWindows Vista Businessのほか、Windows XP Service Pack 3(SP3)へのダウングレード用DVDが付属していた。わたしは2時間ほどかけて、このVAIOにNokia PC SuiteとWindows Live Essentialsのほか、幾つか付随的なアプリケーションをインストールし、それからWindows 7へのアップグレードを行った。わたしはこの先数カ月間は1日2食をピーナッツバタートーストで凌がなければならなそうだ。なにしろ、このノートPCは――少なくともわたしにとっては――、かなりの買い物だったから。
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