オンラインショップやWebサービスに、友人とのやりとりに使っているアドレスを登録してしまうのは考え物だ。アドレスが汚染されないよう、複数のメールアドレスを使いこなそう。
各種のWebサービスを利用するには、普通メールアドレスを登録しなくてはならない。しかし、ところかまわずメールアドレスを登録していると、ある日突然迷惑メールが大量に押し寄せることにもなりかねない。
こうならないためには、プライベートで使うメインのアドレス(アドレスA)と、オンラインのサービスに登録するアドレス(アドレスB)を分けておくのが得策だ。迷惑メールが届くようになったら、アドレスBを削除/読まないようにすればメインアドレスが汚染させることもない。アドレスBからアドレスAへ自動的にメールを転送する設定にしておけば、複数のアドレスをチェックしなくても済む。
ヤフージャパンが提供するYahoo!メールの機能の1つ、「セーフティーアドレス」は、登録専用アドレスを簡単に作成できるものだ。メインのアドレスとは関係ないメールアドレスを10個作成でき、送られたメールはメインのアドレスと同様に閲覧できる。しかし、もしもそのアドレスに迷惑メールが届くようになったらアドレスごと削除できる。
つまり、メルマガや懸賞登録、オンラインショッピング、Web上のサービスの登録に“使い捨てられるメールアドレス”を使えるわけだ。
使い捨てアドレス専用機能ではないが、Gmailでもちょっと工夫すると似たような使い方が可能になる。1つのアカウントで複数のメールアドレスを利用できるのだ。
使い方 | アドレスの例 |
---|---|
“.”を入れる | goog.le@gmail.com |
“+”を入れる | google+spam@gmail.com |
Gmailのメールアドレスは実はこのように変形しても、同じアドレスにメールが届く。つまり“.”をどこに加えても、また“+”より後ろの文字もメールアドレスとしては認識しない。
一方で「送信先アドレス」の欄には、“.”や“+”が含まれたメールアドレスが表示される。そのため、「google+サービス名@gmail.com」というアドレスで各種サービスに登録しておいて、もしそのアドレス宛てにスパムがくるようになったら、「google+サービス名@gmail.com」宛てのメールを迷惑メールに振り分ける設定を行うという技が使える。
もし複数のGmailアカウントを持っているなら、一方をメインアドレス、残りを登録用アドレスに使うのもいい。そして登録用アドレスに届いたメールをメインアドレスに転送する設定にするのだ。
もしも登録用アドレスが“汚染”されたら、まずはフィルタで対処し、それも大変だったら転送自体を止めてしまおう。
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