気になったらどこでもメモを取るのは、できるビジネスパーソンなら当たり前。これからはどこでもミーティングを開けるようになるべき!? そんな“ユビキタスミーティング”環境を実現するグッズとは――。
1人でメモを取るのはもう古い。気になることがあれば、すぐにミーティングしよう――。ユビキタスなミーティング環境を整えるにはどんなツールが必要なのだろうか。
ミーティングといえば、ホワイトボードだ。しかし、一般的にホワイトボードは会議室に備え付けられている。キャスター付きで移動しやすいものもあるが、ポータブルとは言いがたい。少なくとも筆者は、街中でホワイトボードを転がしているビジネスパーソンなんか見たこともない。
とはいえ、ホワイトボードはぜひとも使いたい。ミーティングのテーマを書き出すだけでも議論を整理する効果があるし、下手な絵だってホワイトボードに書き出せば、言葉だけの説明よりもグッと分かりやすくなるものだ。
そんな持ち運べるホワイトボード、といえば住友スリーエムが発売する「貼ってはがせるホワイトボード」だろう(2006年7月の記事参照)。フィルム状の製品で、裏面の両サイドにはポスト・イットで開発した粘着性のあるシートが貼ってある。つまり、ポスト・イットのように貼ったりはがしたりできるほか、フィルム状なのでクルクル丸めて持ち歩ける。まさに、“どこでもミーティング”を実現するツールだ。
フィルム状の利点はほかにもある。フィルム状であるがゆえに、平らな壁だけでなく、湾曲した壁にも貼れる。引っ張ってテンションを利かせて貼り付ければ、段差のある壁面でも利用できるのだ。
本体には、ぺんてるのホワイトボードマーカー「タフ」の「黒・赤+イレーザーセット」を同梱しているのもありがたい。タフのイレーザーセットは、イレーザーに2本のマーカーを付けられるようになっており、持ち運びに向いているからだ(2月27日の記事参照)。
「すごく便利!」と感激した「貼ってはがせるホワイトボード」だが、ちょっとした難点もある。クルクル丸めて収納するとき、のり面を内側にして丸めるのだが、のり面がホワイトボード面にくっついてしまう場合がある。のりがホワイトボードにくっつくと、マーカーのインクが完全に消せなくなるケースがあるのだ。
住友スリーエムによれば、丸め終わった部分の粘着部分を全面にしっかり押さえるのではなく、両端を軽くとめる程度にするのがコツだという。万が一、のりが付いてしまったら、市販のシールはがし剤を利用しよう。住友スリーエムでもシールクリーナー「リモクリン」を用意しているので、こちらを購入してもいいだろう。
サイズは600×900ミリ(A1判よりひと回り大)と900×1200ミリ(A0判よりひと回り大)の2種類。価格は8925円と1万3650円。
同じく住友スリーエムの「イーゼルパッド テーブルトップタイプ」も、“どこでも会議”に向いているかもしれない。こちらの製品は、画板サイズ(584×508ミリ)の台紙付きメモパッド。ホワイトボードよりも小さいが、机の上などに立てて書き込める。20枚綴りのメモパッドなので、基本的には1枚ずつはがして使うことになるが、1枚1枚はポスト・イットと同様に壁に貼り付けることも可能だ。
価格は4095円と「貼ってはがせるホワイトボード」よりも手ごろ。すぐ消せるホワイトボードと異なり、会議の内容を“消さないで残す”ことができるので、議事録のように後から確認することもできそうだ。
製品 | 価格 | 発売元 |
---|---|---|
<ポスト・イット>貼ってはがせるホワイトボード | 8925円(600×900ミリ) 1万3650円(900×1200ミリ) |
住友スリーエム |
ホワイトボードマーカータフ(アスクル限定デザイン) 黒・赤+イレーザーセット | 399円 | ぺんてる |
<ポスト・イット>イーゼルパッド テーブルトップタイプ | 4095円 | 住友スリーエム |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.