1時間の価値は9193円──。ここで言う“1時間”ってどんな1時間だろう?
2位日本は9193円、米国は3万9240円――時間の価値、“格差”は4倍
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先週のアクセスランキングで2位に入ったのは、各国のビジネスパーソンが“自分の時間の価値”をどう捉えているかという記事「日本は9193円、米国は3万9240円――時間の価値、“格差”は4倍」だ。
日本、米国、ドイツ、中国の4カ国の中で、1時間の値段を最も低く評価したのは日本人だが、最も時間が足りないと考えたのも日本人だった──という趣旨。日本人の値段は安いのか、それとも“謙遜の美徳”が現れた自己評価の低さだったのか。
しかし“約1万円”という時間単価をどう捉えるか? も面白い。
編集部内でも何人かに聞いてみた。時給9193円と考えると高すぎる──のが全員の実感だ。年収1000万で毎日8時間働いている人の場合、ざっくりと年間勤務時間は2000時間。つまりこんな場合(高給かつ勤務時間が短い)でも時給は5000円でしかない。一方で専門職の場合、例えば弁護士の時給は新人でも3万円、ベテランでは10万円に達するが、とはいえやはり平均して約1万円は高いようにも感じる。
この“1時間1万円”は時給の意味ではないと考えたらどうだろうか?
例えば「1時間節約できるなら1万円払う」。うーん、これはいかにも高い。「1日が25時間になるなら1万円払う」。人によっては払ってくれるかもしれないが、筆者の感覚ではこれも高い。
では逆に、「寿命が1時間減っていいなら1万円あげよう」というのはどうか。寿命が1年短くなる代償に8760万円もらえるとしたら、クラッとくる人も多いのでは。ちょっと「DEATH NOTE」の世界みたい。
「寿命が1時間延びるなら1万円払う」。これはあるかもしれない。明日死ぬ、という状況で寿命を1日伸ばすのに24万円を払うというのは、もちろん状況によるが理解できる。これを聞いたY記者が一言。「33歳で寿命あと1日って言われたら、有り金全部払ってもいいけど、90歳になってから言われたら、もう未練ないから払わない」。
そんなわけで編集部で出た結論は、「寿命が1日延びるとして、いくら払えるかは状況しだい&その人次第」。さて今のあなたなら、寿命が1日延びるとしたらいくら払いますか?
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