PDFファイルフォーマットは、レイアウトを整えた文書を公開し、保存し、交換する最善の方法の1つだ。どんなデバイスやコンピュータでファイルを開いても、正確に同じに見える。履歴書、納税申告書、電子書籍、ユーザーガイド、Webページでも何でも、PDFを使えば間違いない。皆さんは既に無料のPDFリーダーをPCにインストールしているだろうが、PDFファイルでできることは思っているよりずっと多い。そこでPDF文書を変換、交換、共有、管理、編集するテクニックのトップ10を紹介する。
マイケル・ボツコ氏のPDFメモ用紙ジェネレータで自分だけのDIYメモ用紙をデザインしよう(日本語の記事はこちら)。名前やプロジェクト名、パンチ穴などのテンプレートオプションを選んで、生成された印刷可能なPDFをダウンロードする。
デスクトップにPDF変換ソフトがないのなら、ファイルをPDFに変換して電子メールで送ってくれるWebアプリケーションが幾つかある。「Doc2PDF」は画像からオフィス文書まで、かなりの種類のファイルを変換できる。フィードを移動中にPDFで読みたい場合は、「RSS 2 PDF」を試してみるといい。
Mac OS Xに組み込まれているPreview.appを使えば、PDFに付せんをつけることができる。だが円で囲んだり、テキストを強調するなどもっと工夫を凝らすなら、無料の「Skim」を使うといい。
Mac用の「pdfauxinfo」やWindows用の「PDFCreator」など、幾つかのPDFユーティリティでは、PDFにパスワードをかけたり、暗号化したり、あるいは印刷やコピーを(表面的に)不可能にできる。※PDFCreatorについてのBiz.ID記事はこちら
無料のMacソフト「Combine PDFs」で複数のPDF文書を1つに統合する。
PDFの記入欄の位置を変えたり、暗号化したり、縮小したり、透かしを入れたりしたい場合は、無料のWindows用ユーティリティ「PDF Tools」を使ってみてほしい。先に挙げた以上のことができる。Macユーザーなら「PDFLab」に同様の機能がある。
Acrobat Readerは最速のアプリケーションというわけではないが、一番よく使われているPDFリーダーだ。不要なアプリケーションプラグインを飛ばせば、Acrobatの起動を高速化できる。あるいは、別のPDFリーダーに乗り換えるという手もある。われわれはWindows向けの「FoxIt Reader」をお勧めする。速くて無料だ。
iTunesのあまり知られていない機能に、音楽と同じようにPDFファイルを管理できるというものがある。iTunesのタグ付けとスマートプレイリスト機能を使ってPDFライブラリを管理する方法をこちらで説明している。※日本語でのBiz.ID記事はこちら
出先でホワイトボードや名詞に書かれた内容を手早くキャプチャするには、携帯電話のカメラかデジカメで写真を撮って、「ScanR」に送信する。このサービスは画像をPDFに変換して送り返してくれる。
Macユーザーはデフォルトで、印刷ダイアログの「PDF」ボタンを押せばどんな文書でもPDFとして保存できる。Windowsユーザーはそれができないが、フリーウェア「CutePDF」は、印刷ダイアログでどの文書でもPDFに出力できるPDFプリンタをインストールする。
CutePDFの代わりに、「doPDF」もWindowsで使える。LinuxユーザーもPDFファイルへのプリントができる。
皆さんのお気に入りのPDF活用法はなんだろうか? 是非とも教えてほしい。
この記事は、Lifehackerの発行元である米Gawker Mediaの許可を得て、アイティメディア株式会社が翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。