片手で読書する方法を考える3分LifeHacking

荷物片手に移動することが多いビジネスパーソン。本来電車の中などの読書スポットでマスターしておきたいのが“片手で本を読む方法”である。

» 2007年11月16日 23時59分 公開
[鷹木創ITmedia]

 荷物片手に移動することが多いビジネスパーソン。本来電車の中など、格好の読書スポットなのだが、最近は個人情報漏えいを防ぐ意味でも、軽々しく網棚に荷物を置けない状況だ。そんなときマスターしておきたいのが“片手で本を読む方法”である。

 そんなニーズは多いのか、市場には読書支援ツールも少なくない。

 丸善では片手でも本を開いた状態で保てる「サムシング」というツールを発売している。このサムシング、翼を広げた小鳥のようなフォルムのグッズで、真ん中にあいた穴に親指を通して使う。開いた本の中心を親指で押さえるときに利用するのである。以前Biz.IDでも紹介したことのある、しおり「スワンタッチ」もこうした読書支援ツールといえるだろう。

「サムシング」(368円)。日本橋の丸善で購入
こんな感じで押さえるのに使う

こちらは「スワンタッチ」。3枚セットで550円。東急ハンズで購入した
しおりが自然に挟まっているような感覚。本を不意に閉じても安心だ

 サムシングはページを開いた状態に保つこと、スワンタッチはしおりをはさむことに特化したツールだが、実は片手で本を読むときに一番難しいのは「ページ送り」なのではないだろうか。サムシングやスワンタッチはいずれも、ページをめくる道具としては少々厳しいのだ。

 そこで片手でページをめくる方法を考えてみよう。通勤時など片手で本を読むとき、人差し指、中指、薬指の3本で本の背を支えて、親指でページをめくりと、めくったページを小指で押さえるのが「基本の構え」。縦書きの右開きの本であれば左手、横書きの左開きの本であれば右手で持とう。表紙が柔らかい本の場合は、人差し指を押し込んで表紙を湾曲させると親指でめくりやすくなる。

 大きな手の人は、めくりたいページのほうに少し手全体を寄せると、うまく湾曲させることが可能だ。こうするとページを自動的にペラペラめくれる。親指はページを押さえるだけでよくなるわけだ。

人差し指、中指、薬指の3本で本の背を支えて、親指でページをめくりと、めくったページを小指で押さえる。これを「基本の構え」とする

表紙が柔らかい本の場合は、人差し指を押し込んで表紙を湾曲させると親指でめくりやすくなる
手の大きい人は思い切って手全体を寄せてみよう

ちょっと変則的だが、横から持ってめくるのもアリ
横から持つ方法は本の中央部が読みにくくなるのが、お腹にあてて強引に開くなど、体の部位を柔軟に使おう

 ハードカバーの場合は難易度が若干上がる。まず重いし、表紙も固いから湾曲させるテクニックも通用しない。正直、片手で読むのはやめたほうがいいとも思うが、ページ送りのテクニックがないわけではない。基本の構えで本を持ち、ページの“根元”側から親指でめくる。めくるというよりは、持ち上げるイメージかもしれない。

ハードカバーの場合、親指で持ち上げる
ページの横から親指を当て、表紙ではなく中身だけを湾曲させる方法もある
疲れた時は上から持って気分転換

 これ以外にも片手で本を読む方法があるはずだ。ご存知の読者はぜひはてなブックマークやトラックバックを通じて教えてほしい。

本日のレシピ
片手で本を読む方法
基本 人差し指、中指、薬指の3本で本の背を支えて、親指でページをめくりと、めくったページを小指で押さえる
発展 表紙が柔らかい本の場合は、人差し指を押し込んで表紙を湾曲させると親指でめくりやすくなる
手が大きい人 めくりたいページのほうに少し手全体を寄せると、うまく湾曲させることが可能だ。こうするとページを自動的にペラペラめくれる
横持ち 横から持ってめくる。真ん中が読みづらくなるのでお腹に当てるなどの工夫も
ハードカバー ページの下側から親指を滑り込ましてめくる
ハードカバーその2 ページが曲がるのを恐れずにやるならば、ページの横から親指を当て、表紙ではなく中身だけを湾曲させてめくる
ハードカバーその3 疲れたら上から持って気分転換

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