セイコーエプソンは、次世代カラリオシリーズとして、A4インクジェットプリンタのビジネスユースモデル2種を発売する。
セイコーエプソンは10月8日、カラリオシリーズのビジネスユースモデルとして、A4インクジェットプリンタの「PX-101」と「PX-201」の2機種を発売する。オープンプライスで、実売価格はそれぞれ約1万円、約1万5000円の予定だ。
PX-201はA4インクジェットプリンタ。エプソンの単機能プリンタでは初めて有線/無線LANを標準搭載した。カラーで毎分37枚、モノクロで毎分38枚、A4コピー用紙を印刷できる。
インクはにじみにくい顔料タイプの「つよインク200X」を使う。ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの4色のカートリッジは、ブラックのみ、これまでの2倍だという大容量カートリッジ「ICBK56」を採用した。
文字が主体のビジネス文書の印刷では、ブラックインクカートリッジの交換頻度がほかの色より高くなりがち。「交換がわずらわしい」というユーザーの声を反映したという。
また、カラーインクが切れた場合、モノクロ印刷できる機能「黒だけでモード」を搭載。これまでは印刷途中でカラーインクが切れると、その時点で印刷ができなくなっていたが、途中で印刷できなくなる不便さの改善を求めるユーザーの声を反映したという。
一方、PX-101もA4インクジェットプリンタ。従来モデル「V-780」の後継機でプリンタドライバを刷新した。A4コピー用紙を印刷した場合の印刷速度は、カラーでは従来通り毎分20枚だが、モノクロではこれまでより毎分1枚増え、38枚になった。なお、こちらのモデルは有線/無線LANはオプションとなっている。
収納時の本体サイズはPX-201、PX-101とも435×250×161ミリ(幅×奥行き×高さ)。重さはそれぞれ約4.0キロ、約3.9キロ。重さは本体のみで、インクカートリッジや電源ケーブルは含んでいない。
エプソンではこのほか、「EP-801A」など、ホームユースタイプのA4インクジェットプリンタ5機種も発売する。EP-801Aはオープンプライスで、実売価格は約3万円の予定。イタリアのデザイン事務所とコラボレートし、インテリアに溶け込むシンプルなデザインを採用した。
さらに、ホームユースタイプに付いているCD/DVDのレーベル印刷機能と、ビジネスタイプで追求している高速印刷を兼ね備えたA4インクジェットプリンタ「EP-301」も発売する。実売価格は約1万5000円の予定。こちらはA4用紙での印刷時、カラー毎分38枚、モノクロ毎分37枚を印刷する。
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