緊張続きのビジネスから開放された時、心からリラックスできていますか? 1日数分オフにするだけでも日常のパフォーマンスが上がります。緊張の解き方を6つ紹介しましょう。
混同しがちな「テンション」と「モチベーション」。この2つは別物で、ちゃんと使い分ければ仕事のパフォーマンスが上がります。
中でもテンションのオン/オフの切り替えが重要です。そこでテンションの役割別の切り替え、スケジューリングでの切り替えについてお話ししました。
最終回は、中でもでもテンションをオフにする方法を見ていきます。しっかりオフすれば、オンにした時のパフォーマンスが高まるからです。
まず、心(頭)と体があることを意識してください。頭をオン/オフにするのか、体をオン/オフにするのか、やり方は人によって本当にさまざまなバリエーションがあります。
例えば、ずっとPCの前にいて、頭はすごくオンになっているけれど体はずっとオフという場合は、ちょっとジムに行く、寝る前にエクササイズする、週末にトレッキングをするなど、1度体の方をオンにしてからオフにすると、それと同時に頭の方もオフになる、というパターンがあります。逆に頭がオンの時に、ゲームをしたり映画を見たりして、頭の別の部分をオンにすることでオフに持っていけるパターンもあります。
典型的な6つの方法をご紹介します。
テクニック1 漸進的筋弛緩法
テクニック2 実行委員にすべてを声を出しながら伸び
テクニック3 思い浮かんだ文章を減速
テクニック4 気持ちが落ち着いた過去をイメージ
テクニック5 呼吸鑑賞法
テクニック6 自立訓練法
体の部分部分に力を入れていき、これ以上力が入らないとなったら、力をストンと抜く、というのが基本動作です。人間は、意識を向けると、その部分に力が入ってしまいます。意識して力を抜くことは、特殊な訓練を受けていないと、なかなかできないものなので、逆の手を使って、意識を向けて思いっ切り力を入れていきます。もう力が入らないという段階にきたら、力をスッと抜く、という方法でリラックスします。
(1) 椅子に座ります。両肩にぐーっと力を入れます。もうこれ以上力が入らないというところまで力を入れたら、力を抜きます。力を抜いて肩を落とす時にも、オーバーなくらいストンと落とします。
(2) 次に、また肩に力を入れます。これ以上できないというところまで入れたら、次に腕に力を入れます。ともに、これ以上力が入らないというところまで入れてから、ストンと力を抜きます。
(3) 同様に、肩に力を入れ、腕に力を入れたら、次に手に力を入れ、顔に力を入れ、首、頭、胸、おなか、背中とずーっと力を入れていきます。これ以上力が入らないという状態になったら、一気にストンと力を抜きます。
(4) 肩、腕、手、顔、首、頭、胸、おなか、背中に力を入れ、さらに、おしり、右足、左足と、全身に力を入れます。入るところのすべてに力を入れて、これ以上力が入らないという状態にまでなったら、ストンと力を抜きます。椅子の背に倒れて姿勢を楽にし、2、3回深呼吸をしながら、体が椅子に沈み込んでしまうような気分でぐったりするとリラックスできます。
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