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» 2009年01月19日 15時30分 公開

3分で読める! 隣のヤツより成果を出す勉強術:本から知識だけを得ようとしてませんか? 逆転発想の読書術 (1/4)

インターネット時代のビジネスパーソン、最大の価値は柔軟な「思考力」です。思考力をテーマにした書籍も増えてきましたが、相変わらずの前時代的な“知識偏重型読書”に陥ってませんか?

[水野浩志,ITmedia]

 Biz.IDをご覧の勉強熱心なビジネスパーソンならば、読書はとても重要なものとして認識していることでしょう。

 しかし、情報収集を目的とした読書ばかりしていても、変化が激しい時代に生き残るだけの能力は身につきません。これからは時代の変化を乗り切る思考力が求められています。といっても、この思考力というものは、ただ単に本を読んでも身につけることは難しいものです。

 ということで今回は、この思考力を身につけるための読書法についてお話ししてみたいと思います。

なぜ今、思考力が求められているのか?

 その前に、今なぜ思考力が求められているのかを、時代の変遷を振り返りながら考えてみます。

 1960年代までは、ビジネスパーソンの価値は「スピード」でした。いかに素早く色々な処理ができるかが重要であり、処理能力の高い人ほど優秀な人として高く評価されていました。

 しかし、コンピュータが出現すると、情報処理のほとんどが人からコンピュータに移行します。今まで一部の人間しかできなかったような処理スピードを、普通の人たちも実現することができるようになりました。すると、優秀なビジネスパーソンとして求められる能力は「知識」へと移行。処理が素早いことはもちろん、加えて知っている情報量の多さが価値になったのです。

 ところが、1990年台後半にインターネットが普及してくると、たいていの情報は誰もが簡単に素早く入手できるようになりました。すると、個人が所有できる情報量に大きな差はなくなり、情報量で差別化することは難しい時代になってきたのです。

 さらに、社会の変化のスピードが大きく加速するにつれ、情報の陳腐化のスピードも増し、昨日の情報が今日にはもう古い、という状態になりました。ここに来て、ビジネスパーソンの価値は個人の情報量から、また新しいものにシフトしていったのです。

 では、その求められる力とは一体何なのか。それは、新しい発想や、起きた問題を解決するといったような「思考力」であり、どんなに状況や環境が変わっても、その状況に合わせて思考できるということが、現代のビジネスパーソンに求められる時代となったのです。

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