キングジム「ポメラ」にテキストが読めなくなる不具合、ソフトウェアアップデートで対応

キングジムは、テキスト入力ツール「ポメラ」の無償ソフトウェアアップデートを開始した。アップデートにより、ファイル名変更時にテキストが読めなくなる不具合修正などが行われる。

» 2009年01月21日 12時25分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 キングジムは、テキスト入力ツール「ポメラ」の無償ソフトウェアアップデートを開始した。アップデートにより、ファイル名変更時にテキストが読めなくなる不具合修正と、かな入力や変換候補選択の仕様変更などが行われる。アップデートはキングジムにポメラ本体を郵送して行う。

 対象となるのは、ポメラのソフトウェアバージョンがVer.1.0.1/1.0.2の製品。Ver.1.0.1/1.0.2以外の製品には最新のソフトウェアが搭載されているので、今回のアップデートの対象外となる。ソフトウェアバージョンは以下の操作で確認できる。

  • [menu]キー → [設定タブ] → [バージョン情報]
[menu]から[設定]タブを開き(左)、バージョン情報を確認(右)。Ver.1.0.1/1.0.2ならアップデート対象だ

 アップデート希望者は、キングジムのWebサイトから「ソフトウェアアップデート申込書」をダウンロードして印刷し、氏名、住所、連絡先などの必要事項を記入の上、ポメラ本体を同梱してキングジムに着払いで郵送する。申込書と本体のみの郵送で、付属品を送る必要はない。

 ソフトウェアアップデートによる変更点は以下の通り。

  • 「ファイル名の変更」時に半角[.](ドット)を入力するとテキストデータがポメラで読めなくなる現象を修正した
  • Undoを含んだ、ある特定操作を行うとポメラが正常動作しなくなる現象を修正した
  • ローマ字・かな入力状態が電源OFFされても保持されるようにした
  • カナ漢モードで[Shift]+[無変換]操作により全角英数字を入力できるようにした
  • 変換候補を数字キーで選択できるようにした
  • 上記のほか、細かな変更などを同時に行う

 アップデート後のソフトウェアバージョンはVer.1.1.0になる。製品の返送には約2週間から3週間ほどかかる場合があり、代替機の貸し出しは行わない。キングジムでは、「ソフトウェアアップデートにより本体メモリが初期化されるため、文書データと辞書データが消失する。送る前に必ず本体メモリの文書データと辞書データのバックアップを取ってほしい」としている。

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