技能五輪国際大会で優勝者を出すなど人材育成に力を入れる協和エクシオでは、 社員交流を重視。夜もにぎわう社食では酒のボトルキープができます。中には入手困難な地酒を持ち込む人もいるとか。
通信インフラの構築をはじめ各種製品やサービスを提供している協和エクシオ。技能五輪国際大会で優勝した社員がいるなど、人材育成に力を入れている同社では、 何より社員同士のコミュニケーションを重視しているという。社員たちが集う食堂ももちろんコミュニケーション重視。さて、どんなところか楽しみです。
社名 | 創立 | 事業内容 | 従業員数 |
---|---|---|---|
協和エクシオ | 1954年5月17日 | 情報通信ネットワークの構築 | 7291人(連結/2008年3月末現在) |
今回お邪魔したのは東京・渋谷にある本社ビル。JR渋谷駅の新南口からすぐという好立地にあるこのビルの12階が社員食堂だ。出迎えてくださったのは、総務部広報室長の小川洋明(おがわ・ひろあき)さん、同じく広報室の磯田実紀(いそだ・みき)さん、そして食堂の管理窓口を担当していらっしゃる人事部の岡孝行(おか・たかゆき)さん。さっそく、ご案内いただきましょう。
食堂内は、天然木を使ったテーブルやイスが配され、とても落ち着いた雰囲気。そして、大きめの窓からは、12階に位置しているからこその眺望が! とても気持ちがいいですね。
「社員に気持ちよく、リラックスして食事をしてほしいという思いから、空間設計をしています。ここは昼だけでなく夜の利用も多いので、ライトなども少し凝ったものにしているんですよ」と小川さんがおっしゃるように、壁際の席には間接照明風のオシャレなライトが。
ん? ところで、あの本棚は何でしょう? 「自由に活用できる社内文庫です。社員が読み終えた専門書などをここに集めて、知識の共有を図るほか、リサイクルにも役立てています」と磯田さん。よく見ると、ビジネス書や専門書がぎっしり! 皆さん勉強家なんですね。
「社員食堂は社員が自然に集まってくる場所ですから、コミュニケーションを活性化する仕組みを少しずつですが取り入れています。先ほどのブックコーナーのほか、社内サークルの作品展示、あと、当社ならではの特徴は、ボトルのキープ棚があることでしょうか」と岡さん。夜の利用も多いとおっしゃってはいましたが、ボトルキープの棚もあるとは、本格的ですね。
「夜の営業は月、水、金曜日の17時30分〜20時30分です。部門や同期、仲間内でと、利用する社員は多いですね。日本酒や焼酎は持ち込み可能なので、それをキープするための棚を設けています」と岡さん。
全国の支店から会議などで上京してくる社員が、地酒を持ってくることも多く、入手困難なお酒が並ぶこともあるとか(うらやましい!)。また、社長がふらりと立ち寄って社員と談笑するなど、社員食堂はさまざまな交流の場として大いに活躍しているようです。
さて、ランチ。メニュー構成は、日替わり定食3種類に、丼ものやパスタなどが登場する「お楽しみ」が1種類。そのほか定番メニューの麺類やカレーライスがあり、お値段は350〜500円と、とてもお手頃です。また、1皿50円のおむすびやいなりずし、小鉢なども充実。「お弁当の持ち込みも自由ですから、お弁当に小鉢を一品といったように工夫して活用している社員もいるようです」と岡さん。 自分の食事のスタイルに合わせて利用でき、しかも経済的というのはうれしいですね。
運営を担当しているニッコクトラストのマネージャー月岡さかえさんが、「カロリーや脂肪分を抑えたメニューを導入したり、野菜を多く取り入れるなど、栄養面でも工夫をしています。利用する社員の方々の年齢層が幅広いので、メニューのバランスが偏らないように配慮しています」というように、運営面でもさまざまな工夫がなされているようです。 気軽なコミュニケーションと栄養バランスの取れたおいしい食事。社員食堂の基本ですね。