ファイルがデスクトップに散らばっていて困るのだシゴトハッカーズ(2/3 ページ)

» 2009年02月05日 07時00分 公開
[大橋悦夫、佐々木正悟,ITmedia]

保存しておくべきファイルと、作業待ちで一時的に置くファイルの置き場所を変えるということですね。

 私は、一時的なファイル置き場をデスクトップにして、作業が完了したら直後に、ゴミ箱に捨てるようにしています。逆に、デスクトップにファイルがあるうちは、今日やるべき作業が終わっていない。デスクトップをキレイにすることをインセンティブとして仕事をしているわけです。とはいっても、翌日送りになって、デスクトップに残ったままのファイルもあるのですが。

なるほど。ちなみに、どう考えても、1週間くらいは処理できなさそうなファイルはどうされていますか? というのも、私が物書きのせいもありますが、編集さんからPDFファイルをいただいて、今週中に校正してください、とお願いされたようなものであった場合、デスクトップに置くと、かなり長くそこに置き続けて作業しなければならなくなるので。(そうしてもいいのですが)。


私の場合は、今日やろう! と決めた時にメールの受信箱から出しています。これは、メールの受信箱を「残っている仕事」として管理するか、デスクトップ上を「残っている仕事」として管理するかが、その違いでしょうか。私はメール受信箱を大きなToDoリストとして使い、今日やること! はデスクトップにファイルを広げることで、その日中に片づける、小さなToDoリストとして使っています。


なるほど。受信トレイが、GTDのインボックスのように機能しているというわけですね。結局私は、それをやったことがあったのですが、少々混乱してしまったので(Gmail以前だったせいもありますが)やめました。確かに言われてみると、今ではファイル中心にタスクを管理していますね。


大橋さんがおっしゃっているように、ファイルにフローとストックの区別を付けるのは、大切だと思うのですが、その時はストックのつもりだったけど、やっぱり二度と開かなかった――。そんなファイルもありますよね。案外判断が難しい。どう判断されるのですか?


ストックのつもりが開かなかったファイルについては、それはそれでいいとして、フローのつもりが実は後から必要になって「しまった」となることは避けたいですね。

 ただ、経験的にはそのような悩みはあまり感じていません。定期的にストックファイルの見直しはかけていて、その時に「もう参照しないだろう」というタイミングで整理するようにしています。具体的には、「2008」(年)とか「200812」(年月)といった単位でフォルダを作って、そこにまとめて、これを外付けHDDの中に作った同じフォルダ構造の中の「別荘」に移すのです。

 例えば、「c:/project/ITMedia/shigotohack」というフォルダがあった時、その中で「もう参照しないだろう」というファイルを「c:/project/ITMedia/shigotohack/200812」という新しく作ったサブフォルダに移します。その上で、「200812」というフォルダを外付けHDDの「E:/project/ITMedia/shigotohack」に移動させます。こうすることで、昔のフォルダツリー構造を外に残したまま、目の前はスリムにダイエットできます。古いファイルが必要になれば、外付けHDDに行けば手に入るわけです。

なるほど。ちなみに、ダウンロード元って、Webサイトがあったり、メールに添付されたファイルがあったり、SkypeなどのIMで送信されてきたり、といろいろですよね。ソース元で分けるべきなのでしょうか?


分けなくていいと思います。僕自身は更新日付の降順(新しい順)にソートしていますが、これは再び参照する可能性が高い順(=見つけやすい)でもありますし、そもそも一時ファイルですから分類の手間はかけずに済ませたい、ということもあります。

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