会社の廊下で、あるいは客先での打ち合わせの際に、ちょっとしたアイデア出しの場が自然と生じることがあります。けれども、当然ながらそうした場には、ホワイトボードなどのアイデアを書き出すものがなく、話し合いの際に大変不便です。
ここでは、そうしたときに携帯できて便利な、ミニ・ホワイトボードの作り方を紹介します。
このミニ・ホワイトボードには、最小限のアイデア会議(ブレスト)の進め方ガイドが書かれています。それに沿ってアイデアを出し合っていくことで、ミニ・アイデア会議が可能です。
ステップ | 実行内容 |
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ステップ1 | 発案のテーマをシンプルかつ具体的に書きます(図の上部のようにすると、簡単に良いテーマ設定ができます)。 |
ステップ2 | 出し合ったアイデアを、クリアフォルダの上からすばやく書きとめていきます(実現方法が分からないアイデアで結構です)。文字は、ティッシュでふけば消せます。 |
ステップ3 | アイデアがあらかた出たら、各々が「おもしろい」「広がる可能性がある」と感じるアイデアに「☆」をつけます。そして、最も「☆」の多いアイデア(ベストアイデア)を選びます。 |
ステップ4 | そのベストアイデアの実現方法を、みんなで話し合います。 |
即興のアイデア会議が終わって解散するときには、それを携帯電話のカメラなどで撮影しておきます。
なお、ホワイトボードのように「いつでも消すことができる」ツールは、話し合いにおいて、発言者に自分の意見をすぐに訂正できるという安心感を与えるため、活発な発言を促す効果があります。
そうした背景を踏まえて、ホワイトボード、それもミニ・アイデア会議専用のものとしてアイデア出しを記録に残せるようにしたものがこのツールです。
ちょっとした道具があるだけで、雑談をアイデア会議に発展させることができます。
なお、この手法は『アイデア・スイッチ 次々と発想を生み出す装置』の159ページにより詳しい手法解説があるので、そちらもご覧ください。
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