このページ、誰かに教えたい――Webメールサービス「clipmail」を使ってみたWebサービス図鑑/レビュー

ブックマークレットを使って、今開いているWebページを送信できるメールサービス「clipmail」。「このWebページを誰かに教えたい」というシーンで活躍する。今回はclipmailの特徴と操作方法を見ていこう。

» 2009年11月25日 17時08分 公開
[塙恵子,Business Media 誠]

 以前紹介した、Webメールサービス「clipmail」。このサービスではメールを受信することはできない。主に「このWebページを誰かに教えたい」というシーンに特化したWebメールサービスだ。今回はそんなclipmailの特徴と操作方法を順に見ていこう。

テキストも簡単に引用できる

 clipmailを利用するには、まずブックマークレットの設定が必要となる。最初にブラウザのお気に入りにブックマークレットを登録。ログイン後のトップページにあるブックマークレットのリンクを右クリックして、「お気に入りに追加」や「ブックマークに追加」を選択する。

photophoto ログイン後、ブックマークレットを設定。トップページにあるブックマークレットのリンクを右クリックして、「お気に入り」に追加する

 なおclipmailの対応ブラウザは、Internet Explorer 6以降、Sleipnir 2.8.4、Firefox 3。ちなみにOpera 10でも試してみたが、問題なく利用できた。

 メールで送信したいWebページを開いた状態で、先ほどお気に入りに追加したブックマークレット「clipmailでメール送信」を選ぶと、別ウィンドウでメール作成画面が開く。開いたメー作成画面にはすでにページタイトルとURLが自動で入っていて、あとは本文にテキストを入力するだけという状態になっている。文章を選択(反転)した状態で起動すると、選択したテキストを引用文として本文に表示できるのもうれしい。もちろんタイトルは書き換えも可能で、署名も「設定変更」ページで追加できる。

photophoto 左の写真のように教えたいページを開く。お気に入りに追加したブックマークレット「clipmailでメール送信」を選ぶと、別ウィンドウで右の写真のようなメール作成画面が開く。開いたメール作成画面にはすでにページタイトルとURLが自動で入っている

photophoto 署名も追加できる

photo 文章を選択(反転)した状態で起動すると、選択したテキストを引用文として本文に表示できる

 clipmailでは同じ内容のメールを複数の相手への一括送信でき、同報メールに対応している。

photo 入力したメールアドレスは自動保存し、2回目以降はチェックボックスから選択するだけで送信可能

 新規にメールを送信する場合は、「直接メールアドレスを指定」と書かれたスペースにメールアドレスを入力すればOK。最後に「送信する」をクリックするとメールが送れる。送信が完了すると自動でウィンドウは閉じる。過去に入力したメールアドレスは自動保存し、2回目以降はチェックボックスから選択するだけで送信できる。


photophoto 送信履歴を新着順で表示(左)、Gmailで情報を集約(右)

 clipmailで送ったメールには、本文の先頭に自動でそのページのタイトルとURLを表示する。clipmail内にも送信履歴ページも用意しており、新着順にリストで表示する。Gmailならばラベルを付けて、clipmailの情報を集約しておくのもいいだろう。誰かに教えるだけでなく、自分の情報収集ツールとしても活用できるはずだ。

サービス名 clipmail
URL http://clipmail.jp/
カテゴリー Webメール
利用料 無料
言語 日本語
ユーザー登録
運営 clipmail運営事務局

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