「手帳のこだわり」をiPhoneに持ち込めるカレンダーアプリあなたの不安、見積もります

iPhoneアプリ「Refills」は、特別に多機能というわけではありませんが、シンプルで見やすいカレンダーデザインがいい感じです。

» 2010年01月21日 12時26分 公開
[佐々木正悟,Business Media 誠]

 『iPhone情報整理術』を上梓してから、iPhone関連の質問をいただく機会が一気に増えました。今回の質問はこんな内容です。

ビジネスパーソンの気になる疑問

 iPhoneで使うカレンダーアプリをどれにするか迷っています。あまり複雑な機能はいらないのですが、Googleカレンダーとの同期だけは必須。こんなわたしにオススメのアプリはありますか?


 有料ですが、その条件にぴったり合うアプリがあります。それは「Refills」。多機能なアプリというわけではありませんが、その分直感的に利用できますし、動作も軽快です。とはいえ必要最低限のことはできますし、Googleカレンダーとの同期も可能です。

 このアプリの特徴として、デザインがバラエティに富んでいるという点が上げられます。日表示、週表示、月表示、タスクリスト、イベント情報などの種類があり、それぞれにスタンダードやモノトーンなどのデザインがあるのですね。Refillsというタイトルの通り、手帳のリフィルのような概念も持っているわけです。

日/週/月表示

タスクやイベント情報なども登録できます

 個人的には、カレンダー表示でも予定内容がきちんと読めるところが気に入っています。カレンダー表示になると、予定のある日付のフォントが太字になっているだけで、そこをタップしないと内容が確認できないアプリがありますが、あれは少々困ります。

 一方、Refillsの購入をためらう要素として、次の点が考えられます。この3点について納得がいかないようでしたら、ほかのアプリを探した方がいいかもしれません。

  • メニューやボタンなどが英語表記
  • 価格(1200円)
  • タスク表示がシンプルすぎる

 ただしメニューなどの表記に関しては、2010年春をめどに日本語対応を予定しており、日本語マニュアルも用意されています。

 紙の手帳は、「日曜始まり/月曜始まり」や「罫線の引き方」など、細かい点までこだわりを持って選ぶ人が多いもの。iPhoneで手帳代わりに使用するアプリも、「少しの違いが大きな違い」と思って選んでみてください。

今週の「これを減らしてみる」

 デスクトップのアイコン。3分あればけっこう片づくものです。


筆者:佐々木正悟

 心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。


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