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» 2011年08月24日 16時45分 公開

Twitter型、Facebook型、mixi型――あなたは何型? コミュニケーションデザインの6タイプソーシャルブランディングの時代(2/4 ページ)

[大元隆志,Business Media 誠]

タイプ3:Ustream特化型

 個人でライブ中継を簡単に行うことのできるUstreamで、導線、ホームグラウンド、エンゲージメントの全てを行うタイプです。

 一時期「ダダ漏れ」という言葉によって、誰でも放送局になれることが受けて、個人による生中継が注目を集めました。しかし最近の傾向としては、メディア企業がこの分野に参入しており、Ustream用の専用スタジオまで登場し、コンテンツの高画質化が進んでいます。以前は個人が一般家庭から放送しているコンテンツも人気を集めていましたが、そういった素人っぽい画質のコンテンツはあまり視聴されなくなってきました。

 そういった傾向があるため「見てもらう」コンテンツを作るには、ある程度の映像配信の知識や機材の準備が必要であり、かなりの手間を掛けなければなりません。また、一般人が1人で何かを画面で話していても誰も注目してくれませんから、共演者の交渉等も必要で、継続するには大変な労力を要します。

 そのような多大な労力を費やしても、日本のUstream市場では、視聴者数が200名を超えればかなりの成功と言える状況であり、大半が50名前後の視聴者数となるのが現状です。視聴者数が少ないのですから、当然、拡散性やインフルエンス率も低くなります。

 しかし、視聴者数は少ないながらも、視聴者からの質問やツッコミに答えながら番組を進行させることで、視聴者との一体感は増すため、エンゲージメントを高くするには向いています。

 また、映像と音声のコンテンツは、文字だけのコンテンツに比べて訴求力が高いことは確かです。もし、あなたの得意とするコンテンツが、映像で訴えた方がよりファンの心を魅了するタイプのものなら、手間は掛かりますが、継続していくとよいでしょう。

タイプ4:バランス型

 ソーシャルメディアを活用したパーソナルブランディングに成功している方に多く見られるのがこのタイプです。導線にフローメディアと検索エンジンを使い、ホームグラウンドとして、ストックメディアであるブログやYouTubeなどにコンテンツを掲載し、エンゲージメントにFacebookページを利用します。

 このタイプでは、コンテンツの保存場所としてストックメディアを活用することで、検索エンジンからのトラフィックの流入を期待することが可能になります。そうすることで、コンテンツの賞味期限は導線サービスの特徴に依存することなく、コンテンツ自体の賞味期限で決まるようになります。あなたが精魂込めて創り上げたコンテンツに月日を問わない魅力があるのなら、反永久的に誰かの目に留まるチャンスがあります。

 このタイプでは、ストックメディアも活用するため、ストックメディアの開設やデザイン等も考慮する必要があり、手軽さは下がります。しかし、検索エンジンからの流入も期待できるので、拡散性は上がります。ストックメディアを何か特定のジャンルに特化したコンテンツで充実させることで、あなたの専門性をアピールでき、その質が高ければ「尊敬」を集めることができます。

 Facebookページやmixiのコミュニティでファン同士がストックメディアの感想を語り合うようになれば、ファンの間に「仲間」意識が芽生え、その仲間の中心であるあなたに、より親近感を感じてもらうことができるようになるので、エンゲージメントは上昇します。過去のコンテンツも参照される可能性があり、ファンとのエンゲージメントを深めることで、コンテンツを提供するモチベーションが維持されるため、継続性も悪くありません。

 このタイプは忙しいサラリーマンにはハードルが高いと言えますが、それでも良質なコンテンツの提供とファンとの対話をコツコツと継続すれば、サラリーマンであっても「ファン」を作ることができます。

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