エプソン、ビジネス向けインクジェットプリンタ6機種

エプソンは、インクジェットプリンタ/複合機6機種を発表した。オフィス内の設置を想定し、印字速度を上げ、ランニングコストを抑えたのが特徴だ。

» 2011年08月24日 20時07分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
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 エプソンは8月24日、ビジネス向けインクジェットプリンタ/複合機の新製品6機種を発表した。価格はオープンで、想定実売価格は「PX-B700」が3万円台後半、「PX-1200」が3万円台中ば、「PX-1004」が2万円台後半、「PX-B750F」が5万円台後半、「PX-1700F」が5万円台後半、「PX-1600F」が4万円台後半となる。PX-1200とPX-1700Fは2011年10月13日に、そのほかの4製品は2011年9月15日に発売する。

インクジェットでもオフィスで“使える”印刷速度

photo PX-B700

 インクジェットプリンタのラインアップには「PX-B700」「PX-1200」「PX-1004」の3機種が投入される。PX-B700は、A4対応のカラーインクジェットプリンタで、ファーストプリントがモノクロで9秒、カラーが11秒で、印字速度は最高でカラーが24枚/分、モノクロが26枚/分(初期設定ではカラーが11枚/分、モノクロが16枚/分)。給紙容量はフロントカセットは最大250枚、リアが最大80枚となる。ランニングコストは約6.4円。

 インタフェースはUSB 2.0で、100BASE-TXの有線LANに対応する。本体サイズは460(幅)×420(奥行き)×284(高さ)ミリで、使用時は奥行きが654ミリとなる。重量は約10.9キロで、エプソン直販サイト“エプソンダイレクト”価格は3万9980円(税込み、以下同)。

photo PX-1200

 PX-1200とPX-1004はA3ノビ対応のインクジェットプリンター。上位機のPX-1200は100BASE-TX対応の有線LANとIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANに対応し、自動両面印刷機能を備える。印字速度は最速でカラー、モノクロともに34枚/分となる(初期設定ではカラーが8枚/分、モノクロが15枚/分)。給紙容量は最大500枚で、ランニングコストは約7.3円となる。インタフェースはUSB 2.0で、本体サイズは558(幅)×414(奥行き)×264(高さ)ミリで、使用時には奥行きが686ミリになる。重量は約12.3キロだ。

photo PX-1004

 下位機のPX-1004は有線LAN、無線LANに対応しない。印字速度は最速でカラー印刷が17枚/分、モノクロが30枚/分(初期設定はカラー印刷は5.5枚/分、モノクロが15枚/分)となる。給紙容量は最大100枚で、ランニングコストは6.6円だ。インタフェースはUSB 2.0のみで、本体サイズは616(幅)×322(奥行き)×214(高さ)ミリ、使用時のサイズは616(幅)×797(奥行き)×415(高さ)ミリで、重量は約12キロとなる。エプソンダイレクトの直販価格はPX-1200が3万4980円、PX-1004が2万9980円。

複合機は3機種を投入、スマートフォンとの連携機能も

photo PX-B750F

 インクジェット複合機は「PX-B750F」「PX-1700F」「PX-1600F」の3機種を発売する。PX-B750Fは耐久性を重視したA4インクジェット複合機で、印刷は約10万枚、スキャンは3万枚行うことが可能だ。ファーストプリントでモノクロが9秒、カラーが11秒で、印字速度は最高でカラーが24枚/分、モノクロが26枚/分(初期設定ではカラーが11枚/分、モノクロが16枚/分)。給紙容量は前面の用紙カセットが250枚、オートシートフィーダに80枚となる。100BASE-TX対応の有線LANや自動両面印刷をサポートし、ADFを用いた自動両面スキャンも可能だ。

 インタフェースはUSB 2.0で、本体サイズは460(幅)×420(奥行き)×341(高さ)ミリ、プリンタ使用時のサイズは460(幅)×654(奥行き)×383(高さ)ミリで、重量は約13.8キロとなる。エプソンダイレクトの直販価格は5万9980円。

 PX-1700FとPX-1600Fは、A3対応のインクジェット複合機だ。A4用紙の印刷速度は最速でカラー、モノクロともに34枚/分(初期設定ではモノクロが15枚/分、カラーが8枚/分)。どちらも有線LAN(100BASE-TX)、無線LAN(IEEE802.11b/g/n準拠)に対応する。インタフェースはUSB 2.0を2基備える。

 上位機のPX-1700Fは自動両面印刷と両面スキャンができ、給紙用量は最大で500枚だ。本体サイズは559(幅)×418(奥行き)×365(高さ)ミリ、プリンタ使用時のサイズは559(幅)×690(奥行き)×459(高さ)ミリで、重量は約18.9キロとなる。エプソンダイレクトの直販価格は5万9980円。

 下位機のPX-1600Fは自動両面印刷と両面スキャンに対応しない。給紙容量は最大で250枚、本体サイズは559(幅)×418(奥行き)×287(高さ)ミリ、プリンタ使用時は高さが381ミリとなる。重量は約15.6キロで、直販価格は4万9980円となる。

photophoto PX-1700F(写真=左)、PX-1600F(写真=右)

 これら3機種には、写真やドキュメントをメールに添付し、プリンターのメールアドレスに送ると印刷できる「メールプリント」機能や、スマートフォンに保存した写真やドキュメントの印刷などができる「Epson iPrint」機能に対応する。

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