エプソン、レバー操作でヨコ台形補正が可能なプロジェクタービジネス向けに6機種投入

» 2011年08月03日 00時10分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
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シンプルなスタンダードモデルに5機種、多機能モデルに1機種を投入

 エプソンは8月2日、3LCD方式のビジネス向けプロジェクターブランド「オフィリオプロジェクター」の新製品として、小さい会議室での使用を想定したスタンダードモデル5機種、大きな会議室での使用を想定した多機能パワーモデルを1機種を発表した。スタンダードモデルの「EB-X14」「EB-W12」「EB-X12」「EB-S12」「EB-S02」は2011年9月、多機能パワーモデルの「EB-1880」は10月に発売する予定。価格はオープンで想定実売価格は下記の通り。スタンダードモデルは想定実売価格がすべて10万円を切り、3万円台後半からと、安価なモデルがそろっている。

オフィリオプロジェクター新機種の主な仕様
製品名 解像度 明るさ コントラスト比 倍率(ズーム) フォーカス 重量 想定実売価格
EB-X14 1024×768 3000ルーメン 3000:1 1.2(手動) 手動 約2.3キロ 9万円台後半
EB-W12 1280×800 2800ルーメン 3000:1 1.2(手動) 手動 約2.3キロ 8万円台後半
EB-X12 1024×768 2800ルーメン 3000:1 1.2(手動) 手動 約2.3キロ 7万円台後半
EB-S12 800×600 2800ルーメン 3000:1 1.35(デジタル) 手動 約2.3キロ 4万円台後半
EB-S02 800×600 2600ルーメン 3000:1 1.35(デジタル) 手動 約2.3キロ 3万円台後半
EB-1880 1024×768 4000ルーメン 2500:1 1.6(手動) 手動 約3.3キロ 23万台後半

 今回の新製品は“使いやすさ”を追求した。スタンダードモデルは、従来モデルEB-10シリーズのコントラスト比や明るさなどを強化したほか、新たに「スライド式ヨコ台形補正機能」を追加した。スクリーンに対して斜め横にプロジェクターを置いても、レンズ付近のレバーを動かせば、横方向の台形補正ができる機能で、左右30度まで対応する。直感的な操作であるため、誰でも簡単にセッティングができる。「EB-S02」を除く5機種がこの機能を持つ。

photophoto スライド式ヨコ台形補正機能。レンズ付近のレバーをスライドさせるだけで横方向の台形補正ができる

 また節電にも配慮しており、「エコ」モードに設定することで、スタンダードモデル5機種で約17%、EB-1880では約19%消費電力を削減することが可能だ(明るさは低下する)。

基本性能を強化したスタンダードモデル

 使いやすさと安さを両立を目指す“スタンダードモデル”は、解像度が1280×800ドットの「EB-W12」、1024×768ドットの「EB-X14」と「EB-X12」、800×600ドットの「EB-S12」と「EB-S02」を用意する。従来機種に比べ、明るさが2600ルーメンから2800ルーメン(EB-W12、EB-X12、EB-S12)または3000ルーメン(EB-X14)に向上した。コントラスト比も従来機の2000:1から3000:1に向上している。

photophotophoto EB-W12(写真=左)、EB-X14(写真=中央)、EB-X12(写真=右)
photophoto EB-S12(写真=左)、EB-S02(写真=右)

 本体は295(幅)×228(奥行き)×77(高さ)ミリ、重量は2.3キロと持ち運びに適したサイズだ。映像出力インタフェースはUSBディスプレイに対応するほか、EB-W12とEB-X14、EB-X12はアナログRGB、コンポジットビデオ、S-Video、HDMI、EB-S12とEB-S02はアナログRGB、コンポジットビデオ、S-Videoを備える。

多機能パワーモデルもスライド式ヨコ台形補正機能に対応

photo EB-1880

 大型の会議室で使うことを想定する“多機能パワーモデル”は「EB-1880」を投入する。明るさは4000ルーメン、液晶パネルは1024×768ドット、コントラスト比は2500:1で、歪みを自動検知する「タテ自動台形歪み補正」機能に加え、スタンダードモデルでも導入した「スライド式ヨコ台形補正」機能にも対応する。

 本体サイズは345(幅)×263(奥行き)×93(高さ)ミリ、重量は3.3キロ。映像出力インタフェースはアナログRGB、コンポジットビデオ、S-Video、HDMIを備える。

インタラクティブな会議を促すオプションも

photo エプソン販売 取締役 販売推進本部長 中野修義氏

 製品発表会では、エプソン販売 取締役 販売推進本部長の中野修義氏が登壇し、2011年度の目標について「現在エプソンは、ビジネスプロジェクター部門で約50%のシェアがある。2011年度は16年連続シェアNo.1、そして更なるシェアの拡大を目指す」と述べた。プロジェクター新製品全体の1年間の販売台数目標は約6万台としている。

 また、オフィス向けのプロジェクターについて中野氏は、「今までは大画面で情報を共有することで、会議をスムーズに行うという提案をしてきたが、これからは会議での発言を画面に書き込むなどして会議を『活性化』『効率化』するという提案をしていく」と今後の戦略について説明した。発表会では、プロジェクターに取り付ける電子黒板ユニット「ELPIU02」を用いて、プロジェクターの投影面に文字や記号を書き込むデモが行われた。

photophotophoto 2010年度、世界のプロジェクター市場の規模は13%増加した(写真=左)。国内では16年連続トップシェア、世界では10年連続トップシェアとアピール(写真=中央/右)
photophotophoto ELPIU02(写真=左)。今回発売した6モデルすべてに装着できる(写真=中央)。プロジェクターの投影面に文字や記号を書き込むデモが行われた(写真=右)

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