Gmailのスマートフォンアプリは、標準搭載しているAndroid版に加えてiPhone版も提供されている。最終回は、スマートフォンでGmailを活用する方法を解説しよう。
Gmailの基本的な使い方から活用方法を紹介してきたこの連載も今回が最終回。これまではPCでの操作を見てきたが、今回はスマートフォン(iPhoneとAndroid端末)でGmailを活用する方法を見ていこう。
Googleが提供するモバイルOS「Android」を搭載するスマートフォンは、メールアプリとしてGmailを標準装備し、Googleアカウントを登録すればすぐにGmailを利用できる。
操作もPC版と統一されている面が多く、選択したメールのアーカイブや削除、PCで作成したラベルを割り当てる、といったことが直感的にできるようになっている(参考記事:メールに優先順位を付けてGmailを仕事のアクションにつなげる)。
一方、iPhoneではつい最近までGmail公式アプリがなく、iPhone標準のメールアプリを使うか、ブラウザでWeb画面にアクセスするしかGmailを利用する方法が無かった。これらの手段でも、メールの送受信は問題無く行えるが、せっかくのラベル機能やアーカイブの操作が行いづらいという弱点があったのだ。特に、フィルタを使ってメールに自動的にラベルを設定するようにしている場合、スマートフォンでもそれが反映されていてくれた方が有り難い。
2011年、満を持して(実は初登場後、不具合が見つかり取り下げられた経緯がある)登場したGmailの公式iPhoneアプリは、こういった不満を解消してくれるものだ。無料で利用できるうえ、「重要な未読メール」を一覧できるなど、Android版アプリではまだ実現できていない機能も搭載している。iPhoneでGmailを扱うなら是非インストールしておきたいアプリだ。
Android版アプリ、iPhone版アプリとも、画面左上をタップすると受信トレイとラベルの一覧を表示する。スマートフォンではメールの新規作成や編集はできないが、PCで作成したラベルは同期されるので、必要なものを選べばそれぞれのメール一覧を確認できる。下書きや送信済みメールも同期されるので、自宅やオフィスでのメール作業の続きを、外出先でもスマートフォンから難なくこなせるはずだ。
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