「がんばらなきゃ」の背景は「やりたくない」……そんなときの対処法ボクの不安が「働く力」に変わるとき(3/4 ページ)

» 2013年04月17日 12時00分 公開
[竹内義晴Business Media 誠]

「やりたくない」気持ちを受け入れる

 ある瞬間は「がんばらなきゃ」と気合を入れて乗り切れたとしても、「やりたくない」という原因はそのままになっているので、別の同じような機会に、また「がんばらなければならないモード」が表れてきます。困ったものです。

 そこで「やりたくない」という気持ちに見ないフリをしたり、拒否したりするのではなく、一度受け入れることにしています。拒否する姿勢から、受け入れるに変えることで、感情的に落ち着くことができます。

「やりたくない」の背景にある肯定的な気持ちを探る

 また「やりたくない」の裏側には「本当は○○だったらいいのに」「本当は○○したいのに」という、肯定的な気持ちが眠っていることもあります。「やりたくない」という気持ちを生じさせている肯定的な背景が分かると、さらに効果的でしょう。

 肯定的な背景を探るためには、次の質問の答えを考えてみてください。

  • “やりたくない”の背景にある、“本当は○○したい”は何だろう?
  • 自分にとって楽しいこと、心地がいいことは何だろう?
  • 自然と“がんばりたくなる”ことがあるとしたら、それは何だろう?

行動の目的や意味を明確にする

 それでも実際の仕事の中には、時に「がんばらなければいけない」こともあるでしょう。

 「がんばらなければいけない」と思っていることでも、その目的や意味を明確にすることで「がんばりたくなる」に変わることがあります。

 例えば、私は以前、自身で開発した思考法のセミナーを企画したことがあります。しかし、その開催場所は初めて開催するところだったので土地勘もなく、私にとっては「がんばりたくなる」というよりも「がんばらなければならない」という感覚のほうが強かったのです。

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