インタビュー
» 2013年04月24日 08時02分 公開

名刺はどこで生まれたの? そして日本にやって来た日仕事をしたら“世界の名刺”が見えてきた(中編)(4/5 ページ)

[土肥義則,Business Media 誠]

海外から見た、日本の名刺文化

土肥:ところで香港はどうでしたか? 

富岡:香港でも「名刺を持っていますか?」「どんなシーンで名刺を使いますか」などを聞きました。でも結果は、シンガポールと同じ。現地の人に「なんでそんなこと聞くの? 当たり前でしょう」といった答えが続いたので、バカらしくなって聞くのを止めました(笑)。

土肥:名刺というのは日本独特のモノだと思っていましたが、シンガポールと香港を見る限り、日本とほぼ同じなんですね。

 逆に海外の人は、日本の名刺文化をどのように見ているのでしょうか? 頭をペコペコして「どーも、どーも」と言って渡す姿を見て、「日本人ってヘンだよ!」と思っているのでしょうか?

富岡:日本人のステレオタイプのひとつとして、受け止められていますね。日本人の旅行客が肩からカメラをぶらさげているように、日本のサラリーマンはいつも名刺交換をしている、といった感じで。

 名刺は世界で年間100億枚くらい使われているそうですが、あるフランス人はこのように言っていました。「100億枚のうち、日本人が70億〜80億枚使っているんでしょう?」と。それほど日本人は名刺をよく使っている、といったイメージがあるようですね。

 また外国人からすると、日本人は名刺をものすごく大切にしているイメージが強いですね。実際、日本では「名刺はその人の分身だと思え。だから大切に扱え」という人がいますが、海外ではそこまで“重み”を感じている人は少ないですね。

 例えば、日本人は名刺のカドが少し折れているだけでも、その名刺を相手に渡そうとしない。それを渡したら相手に失礼だから……といった理由で。ほとんどの外国人は、名刺が折れていることには気付いていないですよ。

日本ほど名刺を“大切”にしている国はない!?

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