インタビュー
» 2013年05月01日 08時02分 公開

なぜ名刺の情報を共有化すると、売り上げがアップするのか仕事をしたら“世界の名刺”が見えてきた(後編)(2/6 ページ)

[土肥義則,Business Media 誠]

富岡:簡単に言うと、名刺交換時に得た情報をデータベース化する、といったモノですね。当初は、自分の名刺や同僚の名刺を検索することしかできませんでした。その後、「人事異動の情報と連動させてほしい」「会食したときの情報を入れてほしい」「案件を管理したい」「メールや年賀状を管理したい」といった声があって、改良を重ねてきました。ただ「名刺情報の共有」というベースは変わっていません。

土肥:企業理念は「出会いを資産に変え……」でしたよね。今のお話を聞いても「どのようにして資産に?」と思ってしまうのですが……(失礼)。

富岡:ドイさんのように、当初は“私たちの考え”を理解してもらうことに苦労しました。「名刺なんて個人で管理するもんでしょ」といった声がたくさんありました。

土肥:で、どのように口説いて回られたのでしょうか?

富岡:例えば、ベンチャー企業にはこのように口説きました。「社長、御社の財産は何でしょうか? 人脈ですよね。その人脈はどうしてるんですか? 従業員の机の引き出しに眠っていませんか? 仮にその人が辞めたら、その名刺を持っていってしまうわけですよね? それでいいんですか?」といった感じですね。

土肥:ちょ、なんだか脅されているみたいですね(笑)。大きな会社ではどのように口説かれましたか?

富岡:「名刺をデータベース化されていない? 従業員が名刺を持ち出して、なくしてしまったらセキュリティの事故になってしまいますよ」と。

土肥:また、脅し(笑)。

富岡:最初のころのキーワードは「名刺を企業の資産に」でした。でも「名刺管理サービスを使ったところ、売り上げが上がりました」といった事例が出てきたんですよ。なのでキーワードも「名刺を管理して、売り上げを上げていこう」に変わっていきました。

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