「最近の若い人は……」と思ったら――世代間ギャップを埋める方法ボクの不安が「働く力」に変わるとき(5/5 ページ)

» 2013年05月01日 12時00分 公開
[竹内義晴,Business Media 誠]
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 「合わせる」から始めることで、最初に相手と信頼関係をつくり、自分が本当に言いたいこと言いやすくしてくれます。

 「合わせる」から始めるのは、ことのほか効果があります。なぜなら「出身が同じ」「趣味が同じ」「好きな芸能人が同じ」などがそうであるように、人は何かしらの「合う」があると、自然に親近感を抱くからです。実際、コミュニケーション心理学には「マッチング」というコミュニケーションスキルがあるほどで、相手がよく使う言葉の言いまわし、声のトーンやテンポ、顔の表情、体の使い方などを合わせていくことで、相手の警戒心を解き、信頼関係をつくっていくことができます。


 とはいえ「最近の若い人は……」「上の人はこれだから……」と思うのは誰しもがあることです。「『価値観が違って当然』という前提を持つ」「各世代が持つ『悲しさ』を知る」「相手に通じるところから始める」ことで、難しい世代間のコミュニケーションギャップを埋めていきながら、お互いが分かり合える環境を作ることができるでしょう。

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