「タイトルの付け方」と「リンクの貼り方」で、検索順位は大きく変わってくるのです。
本連載は、山田案稜著『小さな会社のWeb担当者になったら読む本――ホームページの制作から運用・集客のポイントまで』(日本実業出版社刊)から一部抜粋、編集しています。
あなたの会社のWebサイトは、売上につながる「生きたサイト」になっていますか? 「とりあえず作ってはみたけど、イマイチ機能していないサイト」になっていませんか?
従業員50人くらいまでの「小さな会社」では、パソコンにちょっと詳しい程度の人でもWebサイトの担当者を任されます。
本書は、Web戦略に手間と費用がかけられなくても、Web戦略に詳しい人がいない会社でも、「確実に売上につながるサイト」にするための、ホームページの制作から運用・集客のポイントまでを紹介。悩めるWeb担当者や経営者に向けた入門書です。
ブログを運営する以上、SEO対策を施して少しでもアクセスを増やす必要があります。
SEOでは、HTMLの「タイトルタグ」に含まれるキーワードが重要です。ブログの場合は、タイトルがそのままタイトルタグに反映されることがほとんどです。「ライブドアブログ」「アメーバブログ」など大手無料ブログサイトでは、「ブログのタイトル=タイトルタグ」と考えてよいでしょう。
アクセスを集めることができるタイトルのポイントは、「そのキーワードで検索をする人がいるかどうか」です。例えば美味しいイタリア料理の感想をブログに書く場合で考えてみましょう。
「今日は素敵な日でした♪」「美味しいご飯を食べました!」といったタイトルはダメです。
検索されやすいキーワードが入っていないだけでなく、タイトルを見て内容が想像できません。
例えば「先週の料理番組で紹介された◯◯で、噂の◯◯ピザを食べてきました」といった具体的な内容を記せば、その料理番組を観たり噂を聞きつけた人がお店やメニュー名で検索し、あなたのページにたどり着く可能性が生まれるわけです。
次のポイントを押さえると、検索されやすいタイトルになります。
ただし、検索エンジンに表示されるからといって、あなたの会社の事業に極端に関係ない記事ばかりを更新していると、ブログに訪れる人がターゲットとズレてしまい、ほとんど意味がありません。あくまでも、自社の事業と関係のある内容や役立つ情報をおりまぜながら、ブログを続けていくことが大切です。
ブログの場合、ブロガー同士が仲良くなると相互リンクに応じてくれることが多く、Webサイトよりもリンクを集めるのが簡単です。
ポイントは、ジャンルの近いブロガーのサイトにコメントを残したり、自分のブログについたコメントにこまめに返信して信頼関係を築くことです。
何回かそうしたやりとりがあると、相互リンクに応じてくれる場合がほとんどです。最近の検索エンジンのシステムでは、関係のないジャンルのサイトからのリンクが多いと評価が下がり、近いジャンルのサイトから多くのリンクを獲得していると評価が上がる傾向にありますので注意してください。
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