ここからは7種のポータブルスタンドについて使い勝手を見ていく。10インチクラスのタブレットとしてiPad Air、7インチクラスのタブレットとしてNexus 7(2012年版)を用意して使い勝手を試した。
なお、角度調整の表記についてはメーカー各社で統一されていなかったため、筆者が測った数値を記載している。使用するタブレットのサイズにもよって異なる場合もあるため、参考程度にとどめてほしい。なお、計測は、タブレットを完全に水平にした状態を0度とし、下側面を基準に引き起こしていって、完全に垂直になった状態を90度とする。
項目 | 概要 |
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製品名 | BSIPD11STBK |
メーカー | バッファロー |
対応機種 | タブレット全般 |
角度調整 | 60〜20度 数段階(iPad Air縦置き時) |
重さ | 85グラム |
コンパス状に開く脚部と、立てかけ角度調整用アームを動かすことで、7インチ〜10インチ程度のタブレット全般に対応する。今回紹介するスタンドの中ではもっとも大きいが、その分、設置時の安定性は高い。特に10インチクラスのタブレットとは相性がいい。
一方、7インチクラスのタブレットとの相性は今ひとつという印象だ。アームの可動範囲の関係で、角度調整範囲が10インチクラスのタブレットを設置した時と比べて狭まってしまう。
未使用時の可搬性(または持ち運びやすさ)は抜群だ。使用状態から簡単に折りたためるし、形状的にもほぼでっぱりがないスティック状になる。
項目 | 概要 |
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製品名 | TB-DS008BK |
メーカー | エレコム |
対応機種 | 7.9インチまでのタブレット |
角度調整 | 65・35度の2段階(Nexus 7縦置き時) |
重さ | 約35グラム |
今回紹介する製品の中では最軽量の製品。3本のアームをそれぞれ動かすことでスタンドになる。作りはさすがに華奢だが、65度角での利用であれば、ほとんど不安はない。
また、製品としては最大7.9インチ画面までのタブレットを正式サポートしている。試しに10インチ級のiPad Airを置いてみたが、一応、固定はできた。ただし、剛性(iPad Airでもさすがに重すぎる感じ)にやや不安があるので、使うならば自己責任で……ということになりそうだ。
項目 | 概要 |
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製品名 | PDA-STN7W |
メーカー | サンワサプライ |
対応機種 | iPad/iPad mini |
角度調整 | 85〜20度 8段階(iPad Air縦置き時) |
重さ | 74グラム |
板状の脚部を動かすことで角度の調整が可能。調整角は10段階ほどあるが、iPad Airなど10インチクラスのタブレットにおける実用的な範囲は85〜20度の範囲内だ。それを超えると、剛性の面で不安が残る。20度にする場合は、タブレットを横置きにしたほうがいいだろう。
タブレットをはめ込む溝の部分は、内側のカバーが脱着式になっている。これにより、厚さ10ミリ程度までのタブレットを使える。名目上は「iPad用スタンド」とされているが、7〜10インチまでのタブレットで幅広く使えると考えていい。また、折りたためばかなりコンパクトになるが、溝部分はどうしても出っ張ってしまう。
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