こんなスキマにタブレットを置けちゃうの? ――出先で便利なミニスタンド7種をレビュービジネスタブレットのお供に(2/3 ページ)

» 2013年12月07日 12時00分 公開
[森田秀一,Business Media 誠]
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7種のポータブルスタンドをチェック

 ここからは7種のポータブルスタンドについて使い勝手を見ていく。10インチクラスのタブレットとしてiPad Air、7インチクラスのタブレットとしてNexus 7(2012年版)を用意して使い勝手を試した。

 なお、角度調整の表記についてはメーカー各社で統一されていなかったため、筆者が測った数値を記載している。使用するタブレットのサイズにもよって異なる場合もあるため、参考程度にとどめてほしい。なお、計測は、タブレットを完全に水平にした状態を0度とし、下側面を基準に引き起こしていって、完全に垂直になった状態を90度とする。

BSIPD11STBK(バッファロー)

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項目 概要
製品名 BSIPD11STBK
メーカー バッファロー
対応機種 タブレット全般
角度調整 60〜20度 数段階(iPad Air縦置き時)
重さ 85グラム

 コンパス状に開く脚部と、立てかけ角度調整用アームを動かすことで、7インチ〜10インチ程度のタブレット全般に対応する。今回紹介するスタンドの中ではもっとも大きいが、その分、設置時の安定性は高い。特に10インチクラスのタブレットとは相性がいい。

 一方、7インチクラスのタブレットとの相性は今ひとつという印象だ。アームの可動範囲の関係で、角度調整範囲が10インチクラスのタブレットを設置した時と比べて狭まってしまう。

 未使用時の可搬性(または持ち運びやすさ)は抜群だ。使用状態から簡単に折りたためるし、形状的にもほぼでっぱりがないスティック状になる。

Photo 折りたたんだ状態(左)。角度調整用アームは基部に加えてもう1つ支点がある(右)

TB-DS008BK(エレコム)

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項目 概要
製品名 TB-DS008BK
メーカー エレコム
対応機種 7.9インチまでのタブレット
角度調整 65・35度の2段階(Nexus 7縦置き時)
重さ 約35グラム

 今回紹介する製品の中では最軽量の製品。3本のアームをそれぞれ動かすことでスタンドになる。作りはさすがに華奢だが、65度角での利用であれば、ほとんど不安はない。

 また、製品としては最大7.9インチ画面までのタブレットを正式サポートしている。試しに10インチ級のiPad Airを置いてみたが、一応、固定はできた。ただし、剛性(iPad Airでもさすがに重すぎる感じ)にやや不安があるので、使うならば自己責任で……ということになりそうだ。

Photo 背面から見た状態(左)。角度調整は2段階のみ。こちらは35度にした状態(右)

PDA-STN7W(サンワサプライ)

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項目 概要
製品名 PDA-STN7W
メーカー サンワサプライ
対応機種 iPad/iPad mini
角度調整 85〜20度 8段階(iPad Air縦置き時)
重さ 74グラム

 板状の脚部を動かすことで角度の調整が可能。調整角は10段階ほどあるが、iPad Airなど10インチクラスのタブレットにおける実用的な範囲は85〜20度の範囲内だ。それを超えると、剛性の面で不安が残る。20度にする場合は、タブレットを横置きにしたほうがいいだろう。

 タブレットをはめ込む溝の部分は、内側のカバーが脱着式になっている。これにより、厚さ10ミリ程度までのタブレットを使える。名目上は「iPad用スタンド」とされているが、7〜10インチまでのタブレットで幅広く使えると考えていい。また、折りたためばかなりコンパクトになるが、溝部分はどうしても出っ張ってしまう。

Photo コンパクトなスタンドだが、ここまで寝かせた状態での固定も可能(左)。タブレットをはめ込む溝の部分にはカバーが付いており、これを脱着することで、より幅広い機種をセットできる(右)

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