項目 | 概要 |
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製品名 | SST-04 |
メーカー | ミヨシ |
対応機種 | 7〜10インチ画面のタブレット |
角度調整 | 85〜25度 6段階(iPad Air縦置き時) |
重さ | 約50グラム |
収納状態では50×121×10ミリかつ凹凸ゼロというプレート状になるスタンド。アームを開き、フックを立て、スタンドを起こす、と手順が多いが、それほど手間はかからない。また、このサイズで7〜10インチのタブレット全般に対応するのも魅力だ。
スペック面の不満はほとんどないが、強いて言えば剛性に不安がある。タブレット本体を背面から支えるスタンド部分そのものが小さいからだ。ただ、これはコンパクトさとのトレードオフで仕方がないところではある。10インチクラスのタブレットを縦置きした時の20度角での固定はやめておいたほうが無難だ。
項目 | 概要 |
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製品名 | SST-05 |
メーカー | ミヨシ |
対応機種 | 7〜10インチ画面のタブレット |
角度調整 | 85〜40度 無段階(iPad Air縦置き時) |
重さ | 約75グラム |
基部から伸びる3本の金属製アームがフレキシブルに動く構造になっている。このため、タブレット本体の形に合わせてスタンドの位置を微調整でき、意外に安定感がある。
アームはフレキシブルだが、角度調整の自由度は低い。基部との接合方向は変えられないからだ。とはいえ、垂直角に近い設置にはなんの問題もない。
項目 | 概要 |
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製品名 | OWL-MATPS03 |
メーカー | オウルテック |
対応機種 | 幅150ミリ以上のタブレット |
角度調整 | 85〜20度 無段階(iPad Air縦置き時) |
重さ | 約120グラム(実測値) |
U字状の鉄棒フレーム3本の向きを変え、手回し式のネジでしっかり固定するタイプ。スタンド角を無段階調整できる。最大展開時はかなり大ぶりになり、10インチクラスのタブレットを20度角で固定しても、かなり安定している。85度設置時の奥行きの短さも魅力だ。
ただしその構造上、ほんのわずかに角度を変えるだけでも必ずネジを回す必要がある。収納時も同様だ。また、角度無段階調整のため、狙った位置を再現するのが難しい。また横幅150ミリ以下のタブレットは設置できない。例えばNexus 7の横置きはできるが、縦置きはできない。
項目 | 概要 |
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製品名 | KTG-DS01DR |
メーカー | エレコム |
対応端末 | タブレット全般 |
角度調整 | 角度調整不可、50度固定(iPad Air縦置き時) |
重さ | 78グラム |
12月4日にリリースされた新製品で、料理レシピの閲覧に最適化したというスタンド。角度の調整できないものの、構造が非常にシンプルで、2つのパーツを組み合わせる(所定の溝にはめこむ)だけで使える。端末固定用の溝が2つあるが、タブレットの設置は基本的に手前側のみ。ただ、この溝ではNexus 7の縦置きができなかった(=スタンドの幅が広すぎる)。奥側の溝なら大丈夫だった。
そもそもキッチン用のアクセサリーではあるが、「もしかしたらオフィスに置いてもいいかもしれない」と考えて試用してみたところ、やはりムリがあった。奥行きが必要なところが厳しいのだ。本来の目的通り、普段はキッチンの引き出しにしまっておき、必要に応じてサッと取り出すのが最適だろう。
7製品それぞれにメリット、デメリットがあるが、その中ではPDA-STN7W(サンワサプライ)の完成度が一歩抜きんでている印象だった。シンプルな折りたたみ構造、収納時のスリムなデザイン、角度調整幅の広さと容易さ、使用時の短い奥行き――これらの要素がそつなくまとまっている。
SST-04(ミヨシ)も好印象だった。変形の手間はかかるが、PDA-STN7Wよりもさらに薄くコンパクトな状態で収納できるのがうれしい。カバンの中に入れっぱなしにしておくなら、これがオススメだ。
7種のポータブルスタンドを試用して改めて感じたのが「スタンドは超便利!」ということ。特に、充電中の置き場所をつくるのにもってこいだ。これが1つあるだけで、デスクトップPC本体とモニターの間、サイドチェストの端っこなどの“ちょっとしたすきま”にタブレットを置いて充電できる。自宅であれば、ベッドサイドテーブルなどに置くのもいいだろう。
今回紹介した製品は、どれも持ち運びできるものばかりなので、ぜひ、タブレットと一緒に持ち歩いてみてほしい。これまで以上にタブレットの使い道が広がるはずだ。
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