更衣室(ロッカー室)やロッカーの中は、使う人の管理に任されていることが多く、衛生管理が難しいところ。荷物の保管状態などによっては、イヤなニオイの発生源になってしまうことも。更衣室やロッカー室を清潔に保つコツをご紹介します。
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本記事は企業実務のコンテンツ「フニワラさんの庶務の知恵袋」から一部抜粋・編集して掲載しています。
年の瀬を迎え、いよいよ冬本番ですね。寒くなってくると、体調管理が必須です。カーディガンなどの上着や防寒着、冷え対策の温かな上靴、膝掛けなどをロッカーに用意している社員も少なくないことでしょう。
ところで、このオフィスのロッカーの衛生や環境について、みなさんの会社では、どのように管理・運用されているでしょうか。
ロッカーの私物の内容によっては、悪臭など周囲に悪影響を及ぼすことが懸念されます。とはいえプライバシーに抵触する問題でもあり、私物のチェックや清掃の強制などまではなかなかできないのではないかと思います。
万が一の盗難や紛失があったらまずいという方便を使って、「ロッカーの中には何があるのか?」をリスト化してもらいましょう。そのリストは、中身を忘れないようロッカーの扉の内側に貼ってもらうようにします。
人によっては、ロッカーにびっくりするほどの量の食品や菓子、衣類などを溜め込みます。保管状態によっては「ダニが発生!」「カビが生えてきた」という不衛生な事態が発生する可能性もあります。リスト化した内容の公開まで求める必要はありません。
リスト化をお願いすることで、それぞれがロッカーの中身を把握する機会を設けることに意義があるのです。
ロッカー内部のみならず、更衣室などの空間の清掃は外部委託の範疇外だったり、特別に清掃当番などを設定していなかったりするケースが少なくありません。それでなくても、更衣室(ロッカー室)は着替えや身繕いの際「髪の毛(フケ)」「衣類クズ(ホコリ)」といった、ダニに好まれる汚れが落ちやすい場所です。そこで、更衣室に掃除用として、次の3つのグッズを常備し、併せてその使用方法を掲示しましょう。
更衣室専用のゴミ箱を置くことも、自発的な掃除の意識付けになります。
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