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震災時の野菜ビタミン不足を解決――3年の長期保存食品「水でおいしい備蓄野菜」
ベンチャーバンクは、常温3年間の長期保存が可能な「水でおいしい備蓄野菜」を開発した。内容量7グラムで、価格は315円。1日の野菜摂取目標量の約3分の1に当たる栄養素を摂取できる。
ベンチャーバンクは、常温3年間の長期保存ができる「水でおいしい備蓄野菜」を3月16日に発売した。内容量7グラムで価格は315円。
パッケージに水を入れると、約15分後に食べられるようになり、野菜本来の食感が得られるという。政府主導の「健康日本21」が定める1日の野菜摂取目標量350gの3分の1に当たる量の野菜を配合し、内訳は特許製法で乾燥させた1.3グラム(※)の玉ねぎと人参、2グラムの大根、1グラムのヤーコンとブロッコリー、0.4グラムのトマトとなっている。
(※)初出時、玉ねぎと人参の分量を2.3グラムと記載していましたが、正しくは1.3グラムです。お詫びして訂正いたします。なお、分量はいずれも水を入れる前のものです(2012年3月27日編集注)
食器不要のフォーク付チャック式スタンディング型アルミ袋を採用しており、被災地などで複数人で分けて食べるのも容易だ。乾燥保存食なので食中毒など2次災害のリスクが低いのも特徴となっている。
ベンチャーバンクでは東日本大震災を受けて、災害時に被災地で野菜やビタミンが足りなくなることに着目していた。その解決策として開発したのが、水でおいしい備蓄野菜だ。
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