成長に差が出るのはなぜ? 成長する人が必ずしているコト:明日の私を強くするビジネス元気ワード(2/2 ページ)
何においても頑張ることは良いこと。ただ、やみくもに頑張るのではなく、成功も失敗も分析して戦略的に次に生かすように頑張った方が、もっと効果が望めるだろう。
成功しても失敗しても「結果を分析」しよう
私 出ません。ちょっと早めに家を出るか、走って行きます。
リーダー そうだよね、同じ時間に家を出て、同じスピードで歩いたら、また電車に乗り遅れてしまうしね。つまり違う結果を出すなら、違う方法を試す必要があるのが分かるよね。
私 確かに、そうですね。
リーダー ここでもう1つ重要なのは「何でこの結果になったか」を分析すること。
今回の遅刻の理由は「乗り遅れた」だったよね。でも、遅刻の理由が「電車遅延」だったら、別の方法を試す必要が出てくる。例えば遅延しても大丈夫な早い電車に乗るとか別ルートを探しておくとか。つまり、理由によって対策が変わる、ということなの。
何かを経験した後には「なぜこの結果になったか」を分析し、「次はどうしたらよいか」対策を考えて、次の機会に試すことが必要なんだよ。これを振り返りとか、PDCA(計画→実行→評価→改善)を回すって言ったりするんだ。聞いたことあるよね?
私 はい、聞いたことあります。
リーダー それなら、ぜひ試してみて。ちなみにこうした振り返りは、成功しても失敗しても、ちゃんとするのがオススメ。実際は失敗した時にしかやらない人が多いと思ってるけどね。成功した時に振り返ると、再現性が高まるからやっとく方がよいと思うんだ。例えば「相手のペースに合わせて会話をしたから喜んでくれた、だからペースを合わせることを意識しよう」とか、ちゃんと分析しておくと生かしやすいでしょう。こんな風に成功からでも失敗からでも学べるから、やるなら両方からやってみるといいよ。
そしてリーダーは「はい、プレゼント」と言って、私のアウトバウンドを録音したデータを渡してくれた。この中にはただやみくもに頑張った私の電話対応が録音されている。頑張ることは良いことだと思う。ただ、成功も失敗も分析して戦略的に次に生かすように頑張った方が、もっと効果が望めることが分かった。
私は早速、録音したデータを聞く準備を始めた。
今日の元気ワード:どんな経験からでも人は学べる。細かく内省し、次に試そう
ちなみに文中に出てきた名言は、アインシュタインの言葉です。
Insanity:doing the same thing over and over again and expecting different results.
狂気:それは、同じことを何度も何度も繰り返し行い、違う結果を予測することである。
※この記事は、誠ブログの明日の私を強くするビジネス元気ワード:成長に差がでるのはなぜなのか。成長する人が必ずしているコトより転載、編集しています。
誠ブログでは、ブログを執筆してくださるブロガーを募集中です。詳細については、「誠ブログとは?」、「FAQ」をご覧下さい。
関連記事
- 何で自分の提案は通らないの? と思ったときにできる1つのこと
ほぼ同じ内容の提案を、私がすると通らないのに先輩がするとすぐに通る。そこにはある1つの理由があった。 - 「ツマラナイ作業」を「ツマル作業」にするには?
いまの仕事がつまらない――。そんな人は「ではどんな仕事だったら、楽しめそうか」を明確にし、その仕事が自分の理想にどのように関わっているかまで考えるのがオススメです。 - 「この仕事ヤダ」――不本意をチャンスにする方法とは?
人材教育コンサルタント会社に入社して3年目の私。先日希望と違う部署に異動になり、周囲や仕事とうまくかみ合わず悩み気味です。そんなとき、ある先輩に言われた一言にはっとしました。 - 辞めません、でも頑張りません――「新・ぶら下がり社員」現る
【集中連載】「辞めません。でも、頑張りません」。そう考える30歳前後の社員が増えている。そんな彼らのことを筆者は「新・ぶらさがり社員」と呼ぶ。目的がないゆえに、会社では時間を「潰す」ことに明け暮れ、常に70%の力で仕事に取り組む。そんな彼らの実態に迫る。 - 異動や転職の「節目」で縁をつなぐいくつかのコツ
4月は昇進や昇格、異動や転勤、転職の時期。とはいえ年度の終わりや始まりは忙しいものです。お付き合いがあった人へあいさつもできないままとなってしまうことも多いはず。こんなやり方でうまく“縁”をつなげてみてはいかがでしょう。 - 突然の異動、そして……
新人マネジャーがいかにマネジメントに取り組むかを小説スタイルで解説する新連載「新人マネジャー田所晋一の場合」。ある日突然、異動とともに昇進を言い渡された主人公・田所晋一の物語が始まります。 - 人事異動の繰り返しで「マニュアル」を見える化する
マニュアル作りは、組織の「総合力」を高めるのに必須事項。武蔵野のマニュアルは、人事異動を繰り返すことによって進化するしくみになっています。 - 異動、転勤、転職、起業――変化を成長につなげるための2つのヒント
上司から「人材育成計画を作ってくれ」と頼まれたらどうしますか。そんな急な依頼や相談にも応えられるよう、異動、転勤、転職、起業といったライフイベントを踏まえて、人材育成やキャリアについて考えるヒントをお伝えします。