こんにちは、オプンラボの小林です。鼻風をひき始めてしまい、頭がぼうっとしています。このままいくと喉、咳に移行してしまうかもしれません。
今からできる対策は何かないか。そう思い、12月5〜7日に東京ビッグサイトで行われる日本最大のスポーツ・健康施設活性化のための専門展「SPORTEC(スポルテック) 2013」に登壇する方々に聞いてみました。
格闘家:平直之さん
格闘家・平直行さんによる風邪をひかない秘訣は「喉の下から出る唾液」。古武術の口伝の養生法の1つで、喉の上からの唾液ではなく下から出る唾液のほうが免疫力を高め、菌を殺す力があるとか。
養生法としては、舌の先を上の前歯の付け根辺りに触れる少し手前の位置に緩めながら置き、喉は軽く開く。身体全体を緩め、なおかつ骨格は正常な状態に保つようにします。確かに、舌の先を前歯の付け根に近づけるだけでも、唾液が下から湧き出てきます。
平さんでも風邪をひくのですか? と聞いたところ、もちろんひくけれど、風邪のひき初めにこの養生法を使うと、早く治り、抵抗力が付くので、予防接種の代わりにもなるとか。さらに、鎖骨辺りを緩めると効果が大きくなるそうです。また、無理をせずに赤ちゃんのような気分でゆったりとしていることも大切だと付け加えました。
陸上女子ハンマー投げ/円盤投げ日本記録保持者:室伏由佳さん(ミズノ)
室伏由佳さんの場合は、頭の疲れや睡眠不足が体調を崩す原因になることが多いため、気付いたときに肩甲骨の周りや肩、首などを緩めるように回したり、お湯につかって暖まるそうです。
そしてもう1つ大事にしているのが「呼吸」。デスクワークなど夢中になることで呼吸が浅くなることが多くなりがちです。血流と酸素運搬の関係を考えると、酸素の取り込みはとても重要なことだとか。運動をしていれば、強制的に呼吸回数も増えますが、そうでない時は意識的にお腹に酸素がはいるような気持ちで呼吸をします。
しかし、それほど神経質にならずに、気づいたときで良いと思いますよ、と室伏さん。「あとは、心地よく、心穏やかにいることが大切」「なかなか思うようにはいきませんけどね(笑)」というチャーミングなコメントをくれました。
スポーツにかかわる2人が両方とも「首周りをほぐす」「心を穏やかに」というポイントを入れていたのは、印象的です。
スーパー公務員:高野誠鮮さん(羽咋市)
過疎の村のお米をローマ法王に献上し、それをブランド米に育てるアイデアマンの高野さんの風邪対策は「ミカン」。
意識しているわけではないけれど、ミカンをはじめ、かんきつ系の果物が大好きなのだろう。年中食べているためか身体を壊さないですね、とのことでした。最近は無農薬のミカンジュースをよく飲むそうです。
エバンジェリスト:西脇資哲さん(日本マイクロソフト)
日本のスティーブ・ジョブズともいわれるほどセクシーなプレゼンテーションを展開する西脇さん。講演こそ代理がききません、絶対倒れない為にはどうしているのか。
冬はとにかく「保湿」をするとのこと。ホテルに宿泊するときは、必ず加湿器を設置してもらうそうです。自宅ももちろん加湿器はフル稼働。
少し調子が少し悪くなった際に栄養ドリンクを飲むこともあるそうですが、とにかく保湿する。また喉を潤すために、飴ではなくガムを食べるそうです。
正しいマスクの付け方
さて、風邪予防の1つにマスクを使う人も多くいますが、実は着用の仕方によってはその効果が大きく半減してしまうことをご存じでしょうか? 最後は保険師・荒尾裕子さんにマスクの着用法を聞きました。
実際マスクはどのように付けると良いのでしょうか? 荒尾さんによると、
- 鼻の形にノーズフィッターを折り曲げ、すき間が生じないようする
- アゴまでしっかりマスクをかける
とにかく、マスクをぴったりと顔に密着させてすき間を作らない。そのために、マスクは顔のサイズにあったものを選ぶ。そしてマスクを外した後は、マスクの表面(外側)に触れないようにします。
たまに小さいサイズがなくなってしまった際に大きいマスクをすることがありますが、効果は半減しているんですね。
さて、風邪をひきはじめた今、早速ミカン・唾液・保湿を導入中です。ちなみに呼吸については、既に鼻風邪によって鼻が閉鎖されているので、マスクをしている時に試みています。あとは睡眠を取り、ゆったりとした気分で早く回復を願います。
※この記事は、誠ブログの学びの体験を創造する 〜 セミナー事務局考:風邪をひいてしまったので、プロフェッショナル達に風邪をひかない対策法を聞いてみたより転載、編集しています。
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