「プッシュトーク」「安心ナビ」「災害伝言板」とPDCの今後の行方2005年の携帯業界を振り返る(4)(6/6 ページ)

» 2005年12月30日 21時27分 公開
[聞き手:房野麻子,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4|5|6       

神尾 ウィルコムの2900円という値段は衝撃的でした。

斎藤 KDDIの子会社だった時代はコストをかけず、ユーザーの伸びもあまり考えないで、保守的な価格付けをしていた。だから利益は毎年増えてましたよね。定額プランはKDDIから離れて立場が変わって、アグレッシブにいけるようになったので可能になった料金プランだと思います。

ITmedia でもボーダフォンのここ数カ月の契約者数は純増を続けています。

神尾 これから先どこまで、1対1の「LOVE定額」で伸びていけるか、というところでしょうね。

斎藤 ボーダフォンはこのところずっと後手後手だったんで、携帯電話で初めて音声定額を導入したというのは、すごく評価したいです。

神尾 端末もずいぶん良くなってきましたしね。あと、この数カ月でエリアもかなりよくなってきた。

斎藤 ボーダフォンは最近、本当にがんばっているのがわかります。3Gに03シリーズが加わりまして、これはユーザーインタフェース(UI)が改善されたモデルです。702NK“II”も結構、いろんな意味で気合いが入ってますよ。

神尾 ただ、ボーダフォンはショップとコールセンターが問題です。特にボーダフォンショップの質は、ドコモやauより劣っていると思います。コールセンターの接客マナーや対応能力も、他のキャリアよりも見劣りします。

ショップやコールセンターは、キャリアの名前を背負ってお客様と直に接するところなのですから、ボーダフォンはもっと力を入れてほしいですね。

前のページへ 1|2|3|4|5|6       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.