世界標準から日本向けUIへ──Vodafone 03シリーズ

» 2005年07月28日 16時46分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 ボーダフォンが発表した「703SH」「903SH」は、これまでの同社3G端末の課題のクリアを目指した端末だ。

小型軽量の「703SH」(左)とハイエンドを担う「903SH」

 「(ボーダフォンの3Gは)使い勝手が通常の端末と違うという指摘をいただいている。これを受けて、03シリーズから日本のユーザーの使い勝手に意識をした作り込みをしている。とりわけ、メール、電話帳の部分がキーだ」と、プロダクト企画部の森一幸氏。

 2004年末に投入した3G端末「02シリーズ」では、欧州向け端末と共通の操作性を盛り込んだために、日本のユーザーからは操作性に不満の声が大きかった(5月25日の記事参照)。今回の「03シリーズ」ではその見直しが最も大きな改善点となる。

大きな改善点である、メールと電話帳。メールは宛先やタイトル、本文が1画面にまとまり、PDCでは当たり前の仕様になった。電話帳は、インクリメンタルサーチの入力欄が設けられ、あかさたな順に分類されている一般的なものに。右上のピクト行に時間が表示されているのも改善点。「703SH」「903SH」共にUIは共通となっている

 特に利用頻度の高い、メールと電話帳を中心にUIをブラッシュアップ。時刻がピクト行に常時表示されたり、アイコンの絵柄も日本向けに修正するなど、ほぼPDC端末と遜色ないものに仕上げた。

 ただし03シリーズでも、スペックとしてはグローバルの統一仕様をベースにしている。海外向けに展開する場合、UIを海外仕様に変更する形を取るという。

AAC+をサポートした着うたフル

 03シリーズのもう1つの特徴が、AAC+を使った「着うたフル」に正式対応したこと。02シリーズでも実質的にフル楽曲の提供が行われていたが、コーデックがAACだった。KDDIと同じAAC+の着うたフルに対応することで、音質の向上のほか、楽曲数の大幅アップが見込まれる。

 「02シリーズでもフル楽曲が提供されていたが、限りがあった。今回AAC+のサポートを行うことで楽曲の広がりがある」(森氏)

 8月中旬以降、MLJの「アーティスト公式フル」やゼットの「BEING GIZA STDIO FULL」、レーベルモバイルの「レコード会社直営♪フル」「絶対!洋楽フル」が楽曲を提供する予定になっている。

 ボーダフォンは、今後秋に向けて複数の03シリーズを投入していく予定。ただし一部海外端末などでは、UIや着うたフルへの対応が間に合わないものもあるという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月29日 更新
  1. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  2. 20〜30代限定の「ダイナースクラブ ゴールド」登場 スタバやスマホで10倍還元、「食べログプレミアム」が実質無料 (2026年10月26日)
  3. 楽天モバイル、1100万回線突破の背景に「通信品質向上」とOpensignalが分析 下り速度とカバレッジの課題は残る (2026年10月29日)
  4. 「iPhone Duo」は買いか見送りか――賛否 そんな中、登場した「iPad mini」は誰向け? (2026年10月27日)
  5. 個人情報の流出にユーザーはどう備える? 乗っ取りやクレカ不正利用を防ぐ「3段階」の対策ガイド (2026年10月12日)
  6. auが通信品質10部門で単独首位、追うソフトバンクは「小差」 5G SA利用率3.8%の課題も Opensignal調査 (2026年10月28日)
  7. バルミューダが初のコンテンツ事業「パーソナルAIラジオ」発表 “自分だけの番組”を毎朝10分配信する狙いとは (2026年10月27日)
  8. 「Google Fitbit Edge」先行レビュー:画面付き、Google マップ対応の実力は? Fitbit Airとの1万円差を検証する (2026年10月27日)
  9. auショップの問い合わせ半減、通信品質の最適化は2年から1カ月へ短縮 KDDIが示す「AI前提社会」の道筋 (2026年10月27日)
  10. ソニーが6型の空間再現ディスプレイ「ELF-MN1」発売 デジタルフィギュアなど立体映像を裸眼で楽しめる (2026年10月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー