jig.jpは、同社が開発する携帯電話用のフルブラウザ「jigブラウザ」の新バージョン、7.0.0を公開した。従来バージョンの5.4.5からの大きな変更点は、ブラウザに統合していた各種機能を「jiglet」というプラグインで実現する仕様に変えたところ。ブラウザには「jigletVM」を搭載し、ユーザーは必要な機能だけをjigletで実装できるようになっている。
バージョンアップの対象となるのはNTTドコモの90xiシリーズおよびKDDIの「W11H」「W11K」「A5407CA」「A5406CA」「A5403CA」のみ。ドコモのムーバと70xiシリーズ、ウィルコムの端末は対象外で、ボーダフォン版は今後対応予定。バージョン5.4.5は今後も引き続き利用できる。
従来のjigブラウザでは、高機能化が進み便利だった半面、動作が重くなった、操作が分かりにくくなったといった不満の声も上がっていた。この声に応えるべく、使いたい機能だけをプラグインで追加するように変更し、高機能派からシンプルなブラウザだけが必要なユーザーまで、幅広いニーズに応えられるようにした。
また今回のバージョンアップに合わせ、jigletのポータルサイト「jiglet.jp」を開設する。jiglet.jpg開設当初は「RSSリーダー」「スケジューラ」「SearchEngine」など32種類を用意する(うち11種類はブラウザにプリインストール)。今後は公式jigletのほか、ユーザーが開発したjigletも公開される予定だ。ユーザーは開発者として登録すれば、自作のjigletをここで公開することもできる。
アドレス帳、配色設定、待受デジタル時計、デスクトップ、辞書検索、地図検索、RSSリーダー、スケジューラ、乗り換え案内、ストップウォッチ、PCメール、ゲーム、天気、サーチエンジン(検索jigletが1つにまとまったもの)、Google検索、Yahoo検索、株価検索、Google日本語検索、Googleニュース検索、Google一発検索、Ask検索、楽天検索、IT用語検索、はてな検索、Wiki検索、livedoorブログ検索、JWord検索、CCコード検索、2ch検索、gooブログ検索ほか
ちなみに「jigブラウザ2β」としてβテストを行っていたプログラムは4月28日でダウンロードを終了しており(4月28日の記事参照)、新しいjigブラウザの公開とともに利用できなくなる。
新バージョンのjigブラウザは、月額利用料金630円か、年間利用料金6000円で利用可能。ダウンロードするには右のQRコードを読み取るか、携帯電話から http://br.jig.jp/?p=25 にアクセスすればいい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング