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» 2006年12月15日 22時21分 公開

5分で分かる、今週のモバイル事情12月9日〜12月15日

ソフトバンクモバイルが「0円」広告で公正取引委員会から警告を受けた今週。KDDIは、ビジネス端末を本格的に使える時代が来たとし、説明会を開催。西日本高速など4社は、ICチップとFeliCaチップの両方を搭載した多機能カード「クアドラパス」を発表した。

[ITmedia]

公取委、ソフトバンク「0円」広告に警告

 公正取引委員会は、ソフトバンクモバイルが展開した「通話・メール0円」などの広告表示について、景品表示法違反(有利誤認)のおそれがあると警告した(12月12日の記事参照)。

 「通話0円、メール0円」「端末全機種0円」などとする新聞広告や、キャメロン・ディアスさん出演のテレビCM映像に「¥0」という文字を大きく表示し、その条件に関する注意書きの文字は小さかったため、「公正な競争を阻害するおそれがある」(公取委)と判断したという。

 なお公取委は、「ファミ割ワイド」「2カ月くりこし」の新聞広告やテレビCMが消費者の誤解を招くおそれがあるとしてドコモを、「MY割」「無期限くりこし」の新聞広告や車内広告の条件の記載が分かりにくかったとしてauを、それぞれ注意している。

KDDI、法人向け端末の展望を語る

 KDDIが携帯の企業導入の現状と今後の展開についての説明会を行った(12月12日の記事参照)。

 KDDIのモバイルソリューション事業本部 モバイルソリューション1部長を務める阿部正吉氏は、ビジネス携帯に求められるニーズは年々変化しているとし、2005年は「携帯にデータをダウンロードするのが主流。携帯とネットワーク上にセキュリティを施した上で、携帯の中に情報を持ち出して使うのがトレンドだった」と振り返った。一方、2006年は「現場の生の声をいかに早く集め、それに対応する策を実行できるか」というアップロード型にシフトしたという。

 同社の最新ビジネス携帯「E03CA」については、「タフネス性能」「大容量バッテリー」「セキュリティ」「Bluetooth」「利用者制限」「管理者によるアプリの自動配信」「WIN対応」「豊富な内蔵メモリ」といった、ビジネス利用に求められる各種機能が盛り込まれており、ヤマト運輸が集荷時の端末として導入を決定していることを紹介。E03CAは、これまで携帯で扱うには無理があるといわれていた集荷時の料金計算にも使えるようになったとし、「携帯がようやくPDAなどと同等のレベルにまでたどり着いた」と胸を張った。

FeliCaチップ搭載の多機能カード「クアドラパス」が登場

 西日本高速道路サービス・ホールディングス、オーエムシーカード、ソニーファイナンスインターナショナル、ビットワレットの4社は、FeliCaチップを搭載した多機能カード「クアドラパス(Quadra Pass)」を発表した(12月15日の記事参照)。

 クアドラパスはICチップと非接触ICチップ(FeliCa)を搭載したハイブリッド型のクレジットカードで、磁気ストライプも利用できる。クレジットカード機能はオーエムシーカードとソニーファイナンス(秋から)がイシュアとなっており、JCB/VISA/Master Cardから選べるほか、ETCカードとしても利用できる。

 このほか、電子マネー「Edy」、ネット決済システム「eLIO」の両機能も利用可能だ。発行開始は2007年3月を予定しており、年会費は1312円。

総務省、MVNO事業の改正案を発表

 総務省は、MVNO事業の透明化を図る目的で「MVNOに係る電気通信事業法及び電波法の適用関係に関するガイドライン」(以下、MVNO事業化ガイドライン)の改正案を公表した(12月13日の記事)。

 これまでのガイドラインでは、MVNOによる新規参入を促すことで事業者間競争を図り、ユーザーの利益を確保することを目的としていたが、改正案では、電波の公正かつ能率的な利用方法を確保するため、MVNOによる事業参入を促すことが目的と改められた。また、MVNOの支援事業を行うものとして「MVNE」の存在が定義され、従来は不明確だったMVNOの接続要請をMNOが拒否できる要件も明確になった。

 なお総務省は、改正案についての意見を募集しており、寄せられた意見を踏まえてガイドラインのさらなる改定を行う

アイピーモバイル、「TD-CDMA E-R7」のフィールドテストを開始

 アイピーモバイルと米IPWirelessは共同で、TD-CDMA(3GPP Release 7)方式の通信速度をさらに高速化する「TD-CDMA E-R7」(Evolved Release 7)のフィールドテストを開始すると発表した(12月13日の記事参照)。

 TD-CDMA E-R7は、理論値で下り最大42.2Mbpsの通信を可能にする。アイピーモバイルが2007年春から導入予定のTD-CDMAは、最大データ転送速度が下り最大11Mbps。通信速度は約4倍に向上する計算だ。フィールドテストでは、都内に設置した基地局の周辺で電波伝搬特性の検証、データ通信速度の検証などをメインに行う。

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