インタビュー
» 2015年11月02日 07時45分 公開

あらゆる電子機器のプリント基板保護膜で躍進、太陽HD社長の「理・響・躍」(6/6 ページ)

[まつもとあつし,ITmedia]
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佐藤: シャネルのリシャール・コラス会長に顧問をお願いしている関係で、社員を連れて本社を訪問させていただいたことがあります。普段そういう商品に馴染みがないと、「どうしてこんなに高いんだ!」ってビックリするんですよね。でも「買いたい人がいれば、相対で値段が決まる」――価値と価格というのは本来そういうものなんです。僕自身もそこからヒントを得ている部分は大きいと思います。逆に言えば、メーカーとして依って立つ基準、常識は疑ってかかる必要がある。

永井: こうやって順を追ってお話をうかがうと、極めて筋が通ってます。一見、「え? 非常識じゃないか」という判断も、少なくとも佐藤さんとしては極めて常識的なんですよね。

佐藤: 外の業界から入って来たということもあるかもしれませんが、僕は、もしかしたら人よりちょっとだけ、そういった構造であったり、そこにある矛盾について考える時間が長いのかもしれませんね。まだ何かというのはお話できませんが、われわれの技術を他の分野にも広げることができるという確信を最近深めているところなんです。これは楽しみにしておいていただきたいですね。社員にもこのアイデアを話したら、「絶対やりたいです!」と大興奮してくれましたからね。

永井: 既存の枠組み=「基準」に縛られない、太陽HDの更なる展開=「躍」がどんなものになるか楽しみにしておきます。

リニューアルしたオフィスには嵐山の産品も並ぶ。佐藤氏の視野は町にも広がる

 永井氏がアイディール・リーダーズが提唱する「理・響・躍」の考え方に基づいて紐解いたように、佐藤氏は競争や変化の激しい市場にあって、常に高い視座を保っている。あるいは、そのための努力や工夫を惜しまない習慣が身についている人物、とも言えるかもしれない。インタビューで語られた新事業のほかに、佐藤氏はここ嵐山に、自治体との協力のもとマンションや育児所を作り、小学生向けの副読本づくりに協力する活動を進めている。「極めて当たり前ですが、社員や周りの人がハッピーになることを基準にしています」と笑う佐藤氏の取り組みに学べる企業も多いのではないだろうか?

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