朝ドラで大ブレークの五代友厚、といえば女好き歴ドル・小日向えりの「もしあの武将がネットサービスを使ったら……」(3/3 ページ)

» 2016年03月26日 08時00分 公開
[小日向えりITmedia]
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英雄色を好む

 先述したシンポジウムでは、歴女として五代の女性関係についても触れました。私の中で五代は「プレイボーイ」というイメージが強いのですが、「あさが来た」ではそういった側面は全く出ていませんでした。

 劇中では、ヒロインで大阪の両替商・加野屋の広岡あさに密かに思いを寄せているように描かれていましたが、実際はあさと会ったことがあったかどうか、定かではありません。

 五代は生後すぐ亡くなった子も含めると生涯で10人の子どもを授かっています。最初の子どもは、31歳のとき、幕末の薩摩藩士時代の赴任先、長崎で知り合った坂本広子と結婚し、治子という娘が生まれました。

 ほどなくして離婚。再婚相手は1870年(明治2年)に菅野豊子(外交官・森山茂の妹)です。彼女との間に子どもはできず、長女と次女は妾との間にできた子どもを引き取ったそうです。長女誕生のときには正妻・豊子と険悪になったらしいのですが、それでも次女を引き取るときには揉めごとはなかったそうです。また、五代が家の外でもうけた男子はすべて、認知はしても籍には入れずに庶子としたそうです。

 幕末のころは妾を持つのが当たり前の文化とはいえ、昔の女性は懐が深くて強いですね。豊子は絵や文学を学び教養を付け、秘書的役割で五代を支えました。

 五代は幕末志士の中でも女好きな方で、ほかにも女性は何人かいました。「酒と女は2合まで」なんて言葉がありますが、それでも最近まで財界や政界では妾を持つ文化は暗黙の了解だったように思います。

 妾がいつから法的にアウトになったのか調べてみると、明治15年(1882年)の刑法改正で妾は非公認となり、さらに明治31年(1898年)に民法でも妾は認められなくなったようです。五代様が女好きなんて……とショックを受けた方もいるかもしれませんが、「英雄色を好む」というもの。伊藤博文もかなりの女好きで有名です。40度の熱があっても芸者を2人呼んだそうです。

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著者プロフィール

小日向えり(こひなた えり)

1988年生まれ。奈良県出身。横浜国立大学卒業。歴史、特に三国志、戦国、幕末に造詣が深く、元祖歴史アイドル=歴ドルとして活躍中。著書に「イケメン幕末史」(PHP新書)、「会津に恋して」(中経出版)、「恋する三国志」(青志社)、「いざ、真田の聖地へ」(主婦と生活社)がある。信州上田観光大使、会津親善大使、関ヶ原観光大使。

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