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» 2016年04月07日 08時00分 公開

赤坂8丁目発 スポーツ246:WOWOWの放送が終了した「UFC」は、今後どう巻き返していくのか (2/4)

[臼北信行,ITmedia]

UFC人気は下火になってしまうのか

 WOWOWは日本にMMAブームが到来する以前、前田日明氏率いる総合格闘技団体「リングス」の大会中継を1991年3月の旗揚げ当時からUFCの定期放送に切り替える2002年まで継続していた。それだけMMA中継に対してどの放送局よりも深い理解があり、長い歴史とノウハウも持ち合わせている。

 だが、そうは言っても、やはり日本人ファイターが活躍しなければ、コアなファンは離れないとしても一般層の視聴者がなかなか興味を示さない状況はいかんともし難い。呼び物が見込めない以上、コンテンツとしては限界が生じてくる。WOWOW側も、そのように考えて苦渋の決断に至ったのかもしれない。

 それでは、このまま日本におけるUFC人気はWOWOWの放送終了と同時に下火になっていってしまうのか。そこは早合点してほしくない。この現状を打破する最有力候補として個人的にはフライ級6位の堀口に大きく期待している。通算MMA戦績16勝2敗の25歳。今年1月に山本“KID”徳郁の主催するジム「KRAZY BEE」から米国フロリダ州ココナッツ・クリークのジム「アメリカン・トップチーム」へ移籍した。生活拠点をUFC本拠地の米国に変え、多くの強豪選手が所属するMMA名門ジムのメンバーとなったことは、この上ないストロングポイントとなるはずだ。

 その堀口の次戦は5月8日(日本時間同9日)のUFCファイトナイト・ロッテルダム大会。ここでマッチメイクされているニール・シーリー(アイルランド)との一戦に勝てば、フライ王座への挑戦が確実視されている。

 2015年4月25日に行われたUFC186・モントリオール大会のメインイベントで同王者の“マイティマウス”ことデメトリアス・ジョンソン(米国)に初挑戦したものの、5ラウンド終了1秒前に腕ひしぎ十字固めで自身初の一本負け。そのリベンジマッチの実現が、いよいよ現実味を帯びて来ている。昨年の悔しい敗戦をバネにし、また再び着実に成長の刃を研いでいる堀口が打倒ジョンソンを果たせば、これは文句なしに快挙だ。

フライ級6位の堀口恭司選手の活躍が期待される(出典:UFC公式サイト)

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