ソフトバンクグループや福岡市などは6月2日、来年バミューダ諸島で開催される世界最高峰のヨットレース「アメリカズカップ」の予選に当たる「ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ」(LVACWS)の第9戦目(最終戦)が、11月18〜20日に福岡県福岡市の中央区地行浜で行われると発表した。アメリカズカップがアジアで開催されるのは初めて。
LVACWSは既に世界各国で第5戦まで実施しており、第6戦は6月10〜12日に米国シカゴで、第7戦は7月22〜24日に英国で、第8戦は9月9〜11日にフランスで行われる。
参加チームは、日本、英国、米国、スウェーデン、ニュージーランドの5カ国。日本からは同社がスポンサーとしてサポートする「ソフトバンク・チーム・ジャパン」が出場する。日本のチームが出場するのは15年ぶり。
同チームの早福和彦監督は「日本でアメリカズカップを戦えるのは夢のようだ。美しい博多湾で有終の美を飾りたい」と話し、福岡市の高島宗一郎市長は「これを機会に、福岡の魅力を世界に発信していきたい」と意気込んでいる。
アメリカズカップは1851年にロンドンの万国博覧会の記念行事として開催されてから160年以上続いている。継続して使用されている同大会の優勝トロフィーは、スポーツ界で世界最古だという。
第1回大会の優勝国は米国で、その後も132年間連続で優勝。他に優勝経験があるのはオーストラリア、ニュージランド、スイスのみ。同社の孫正義社長は「アジアで初めて開催されるこの記念すべき年に、なんとしても初優勝してほしい」と期待を込めている。
同大会のレースは同社の映像配信アプリ「スポナビライブ」で配信する。
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