高いプロパンガス料金に困っている人へのアドバイスマネーの達人(2/3 ページ)

» 2016年06月20日 06時30分 公開
[鈴木秀男マネーの達人]
マネーの達人

誤解3. プロパンガス会社は「地域ごと」に決まっている

正解→ 「何も制限はない」


 都市ガスはその通りですが、プロパンガスは違います。事業所から直線距離にして20キロメートル以内、かつ緊急時に30分以内にかけつけることができるエリアであれば、どこにでもプロパンガスを供給できます。

 また、業務提携している同業者に保安業務や配送を委託することで、さらに遠くのお客さまにガスをお届けすることも可能です。

 プロパンガス販売店を変更することが“普通”になりつつある関東圏では、前の家はA社で後ろの家はB社、右隣はC社で左隣はD社、そして自宅はE社と契約しているなどという状況も現実のものになりつつあります。

どうすればガス代を劇的に下げられるか?

 基本的な誤解が解けたところで、ここからが本題です。これっぽっちも努力をしないで、1円のコストもかけずにガス代を30〜40%も下げるにはどうしたら良いのでしょう。

 それは「ガス会社を変更すれば良い」のです。ガス会社の変更は、ツボさえ押さえれば簡単です。

 政府もエネルギーコストの削減には熱心で、4月1日からは電力会社の選択が自由になり、2017年の4月からは都市ガス会社も選択できるようになります。プロパンガス会社を変更してエネルギーコストを削減することは、政府のおすすめでもあるのです。

 ただし、以下のような場合には、一般のプロパンガス消費者がすべて自力でやろうとしてもうまくいかない可能性が高いです。

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